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VHSテープをデジタル化する方法

お正月に家に残っているVHSデッキを紹介して、以前にデジタル化した記憶をまとめたのですが、これがタイトルが良かった?のか、ものすごい勢いでページビューが伸びていて、これはちょっと続きを書かんといかんかなという次第です。

VHSの2025年問題

以前に使っていたデスクトップVAIOはとうの昔に引退してしまったので、今はビデオデッキで再生した内容をビデオキャプチャデバイスでデジタル化しています。

VHSとは?ビデオテープを自分で簡単にデータ化する方法も紹介 | 2025年版

この時にデッキのビデオ出力を直接接続するのではなく、以下のようなTBC(タイムベースコレクタ)機能のある装置を挟むことで、劣化した同期信号の乱れを補正してくれます。

プロスペック デジタルビデオ編集機 スタンダードモデル DVE783

これでとりあえずはデジタル化出来るわけですが、テープに含まれている内容は複数の内容が混ざっていたり、ところどころどうにも救い出せなかった部分も残ったりするので、動画ファイルをオーサリングソフトを使って、切り貼りしたり音声レベルを調整した方がベターです。そしてラベルに貼ってあったような題名であったり日付などを含んだタイトル画面を作ってDVDフォーマットなどに変換して保存したほうが後から見る時に便利です(実際にメディアに焼かなくてもDVDフォーマットでISOファイルにしておけば多くの対応再生ソフトが使えます)。

問題はテープのカビです。程度の差こそあれ大抵のテープにはカビが生えています。これを減らすにはいわゆる「ビデオリワインダー」を使うのがオススメなのですが、ネット検索をしても現役のものはなかなか見つからず見つかっても中古品ばかりです。これをレンタルしてくれる業者もあるようなので、ずっと使い続けるものはないので、これも選択肢かもしれません。

LPL ハイスピードビデオリワインダー ZERO-Pro HR-200V

こういったアレコレが思った以上に多いので、自信がなければ(本数が少なければ)業者に頼むのが一番なのかもしれません。

ビデオデッキ必要なし!VHS等ビデオテープの再生方法

確かにまだ発見されたテープがいくつか残っているので、内容を確認だけでもしておこうかな。そうしないとなかなか捨てられませんしね。ビデオデッキが無いと再生はいかんともしがたいのですが、今の技術であればビデオ信号なんてたった数Mの帯域(320✕200ドット程度)のアナログ信号なんて、もう少し丁寧に処理してキレイにする方法がありそうな気もするのですけどね。アナログレベルでいろいろな調整をしないと同期はともかく色信号とかも結構、乱れているのですがデジタル化してから直すのは苦労します。ボヤケてしまうのはエッジ強調フィルタでまあまあいけるのですけどね。

さてVHS自身の話も以下の記事の続きを書かないとですね。

VHSの登場と規格戦争の始まり

ヘッダ画像は、以下のものを使わせていただきました。https://commons.wikimedia.org/wiki/File:VHS_cassette_tape_12.JPG
Toby Hudson - 投稿者自身による著作物, CC BY-SA 2.5 au, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=23266246による

#VHS #2025年問題 #ビデオキャプチャ #ビデオリワインダー #タイムベースコレクタ

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