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Robot War - プログラミングを楽しめるAPPLE][ゲーム

いくつかのSNSではAPPLE][のコミュニティをチェックしているのですが、時折懐かしいゲームについての情報が流れてきます。確かに当時はかなり多くのゲームを手に入れていて、いずれも少しは遊んだはずなのですが、そのすべてを覚えているわけではありません。流れたきた情報を見て「あぁ、これもやった覚えがあるゾ!」と思い出すこともシバシバです。

今回、ご紹介するこのゲームもそうして思い出しました。元々は教育用のシステムで研究されていたもので1981年にAPPLE][用として発売された Robot War というゲームです。

Robot War

まあ当時から見た未来である2002年が舞台だそうで、人間の代わりにロボットに戦争させて決着をつけようという設定になっています。ロボットはプレイヤーが直接、コントローラなどで操るのではなく、予めどのように行動するかのプログラムをロボットごとに用意して、ロボットをステージ上に置いてプログラムを開始して、最終的にどのロボットが生き残るのかを楽しむというものです。

Robot War

Manual

http://mirrors.apple2.org.za/ftp.apple.asimov.net/documentation/games/misc/Robotwar.pdf

プログラムはアセンブラと言うかBASICっぽい言語に仕上がっていて、アルファベット1文字の汎用レジスタと特定の目的を持つ特殊レジスタに値を代入することで動作します。IF文で条件分岐をしたりループを作ることも出来ますし、サブルーチンを呼ぶ機能もあります。

Core War: RobotWar

まあ、どうやって遊んでいたのかは動画を見てください。

RobotWar for the Apple II

RobotWar - Muse Software, 1981 - Apple II

プログラムの「目的」が明確になっているので、プログラミングのキッカケには良い題材なのかもしれません。さあ、ちょっと遊んでみたくなってきませんか?安心してください。今はブラウザだけでエミュが動くので以下のサイトで実際にプレイすることが出来ます。

Robot War.nib - Internet Archive

エミュ環境や実機があれば以下に必要なものがあるようです。

Robot War

また、ちょっと風変わりな言語ですが APPLEのゲームをリバースエンジニアリングして再構築したコードを見つけました。自分でも似たようなものを作りたいのであれば参考になるかもしれません。

RobotWar

まあ「これがゲームなのか」とおっしゃられる向きもあるかもしれませんが、やってみるとなかなか楽しいですし、ちゃんと勝ち負けもありますしね。ロボットモノと言えばプログラミングと言うよりはパズルと言うかちゃんとゲーム的要素を組み込んだ「ハウメニロボット」というゲームがアートディンクから出ていて、これもハマった記憶があります。

ハウ・メニ・ロボット

ロボットのプログラミングって、やっぱり楽しいですね。パソコンの画面の中ではなくてリアルなトイ・ロボットを手軽にプログラムできる世の中になったので、適当なものを探してトライしようかな。

ヘッダ画像は、以下のものを使わせていただきました。
https://en.wikipedia.org/wiki/File:RobotWar_(Cover).png
By https://ru.wikipedia.org/wiki/RobotWar#/media/File:Robotwar_cover_art.png, Fair use, https://en.wikipedia.org/w/index.php?curid=60172358

#レトロゲーム #RobotWar #プログラミング #APPLE2 #MuseSoftware  

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