APPLEII GS のキーボードと文字コード
さて遂に歴代APPLEIIも最後です。今回はその気になれば今でも使えるかもしれないAPPLEII GSのキーボードです。GSは既にMacintoshがリリースされてからの発売ですので、その影響がキーボードにも色濃く出ています。本体とは分離されており、日本語には対応しませんでしたが、ヨーロッパ各国のカスタマイズしたバージョンもあったようです。本体とはADB(Apple Desktop Bus)で接続されます。
Apple Desktop Bus
※白丸は実際には白抜きリンゴ。
IIcのようにボタンこそありませんが、コンパネの設定でDvorak配列も選択できます。純正のキーボードがあったかどうかはわからなかったのですが、普通のキーボードでもキートップは外れるので自力で移動させて使うのかもしれません。
Dvorak配列
Mac用には今でもDvorak配列のキーが売られているようです。
Dvorak Keyboard
GSキーボードには複数の製造元があったようです。ウチにあるのはどちらだろうとキートップを外してみたらオレンジだったので、アルプス製のようでした(裏面にも日本製とありました)。
Apple デスクトップ バス キーボード
この時代になると、ある意味、普通のキーボードなので、特筆スべきことも無いのですが、ADBなので、これをUSBに変換すればまだまだ現役のキーボードとしても使えそうです。それに関する記事も見つけました。
キーボードの話 その1:変換アダプター編
ADBキーボード USB変換アダプタ - 同人ハードなのですが解説がエグいです
GSHARDWAREREF - P248あたりに各国語のレイアウトがあります
http://www.applelogic.org/files/GSHARDWAREREF.pdf
あ、こんなところにも、このキーボードが取り上げられていました。
Apple IIgsキーボード
文字コードに関しては、GUIに使うMouseTextと呼ばれたフォントが追加されたアップデートされたIIcのものと似てはいるのですが、何故か最上位ビットが入れ替わっています。
MouseText
Apple II character set
この時代になるとシリアルで他のコンピュータと通信したり特に3.5インチFDは、他のパソコンのファイルも読み書きできるのですが、ファイルシステムや通信で使うコードと表示に使うコードは必ずしも同じではないので、うまいこと変換して使っていたのでしょう。反転文字にコードが与えられているのも、もうこれで最後という感じです。
今回もキーボードの画で使ったファイルを貼っておきます。改変も含めご自由にご利用ください。
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