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イギリスのSFドラマ:プライミーバル - ワームホールと恐竜の怪しい関係

少なくとも日本では夏といえば恐竜です。今年もいろいろな恐竜展が開かれるみたいです。

恐竜イベント

恐竜を扱った映画はたくさんありますが、今回はNHKでも放送されていたイギリスのSFドラマ「プライミーバル」です。

時空の亀裂と呼ばれるワームホールがイギリスの各地に出現し、この亀裂を通って恐竜を始め、いろいろな時代の生物が現代にやってきてしまい騒動を起こすのが基本的なストーリーです。その背景に何かが隠されていて、それを追い求めるのがドラマ全体の流れです。その流れに関してはシーズンごとに変わっていき登場人物たちも変遷があるのですが、全シーズンを通して、コナー・テンプル(アンドリュー・リー・ポッツ)とアビー・メイトランド(ハンナ・スピアリット)、そしてジェームズ・レスター(ベン・ミラー)は登場します。

プライミーバル

イギリスのドラマってハリウッドとは違って日本のドラマのようになかなか予算の制約も厳しいようで、だからこそ演出が光ります。CGもギリギリ感が漂います。それでもちゃんとドキドキ感を出してくれるのですから大したものです。それに配役に関するセンスが日本人にあっている気もしますし、政府との関係の微妙感もイギリスだなぁと思いますよ。こんな大騒ぎなんだから、もっと予算出せよ。

ただ全体に行き当たりばったりなところもあって、伏線は回収されはするのですが「え?それだけ?」と思うところも多く、いったいどこに向かうのか見ている方が心配になってきます。ワームホールを使って時空をまたぐ話なんて、とても潰しの効く素晴らしいプロットなのですが、いろいろと放り出してしまったものも多く、少しもったいない気もしました。

1シーズンの話数が少なめなので、全体を通して見てもそんなに大変ではありません。もっとも日本語吹き替えはシーズン3までしか無く、最後の2シーズンは字幕のみです。DVDなどのメディアを始め、いくつかの配信サービスで見ることは出来るようです。

そうそうDS9でお馴染みのドクター・べシア(アレクサンダー・シディグ)がシーズン4から登場するのですが、やはり君は正義感が暴走して騙される役が似合うよね。最終シーズンの終わりではまだまだ続きそうにもなっているのですが、スピンアウト作品が作られたものの、そちらも打ち切りのようで、だいぶ時間が経ったので続編は難しそうです。プロットは良いので、どこかでリブート作品が作られないかなぁと密かに期待しています。

ヘッダ画像は、Stable Diffusion 2.1 で生成しました。

#海外ドラマ #プライミーバル #恐竜 #ワームホール #イギリス #アレクサンダーシディグ

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