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ノートPCにタッチディスプレイは必要か

今使っているノートPCについては

で書いたので、ひとつ前に使っていた Microsoft Surface Pro 3 についても書いておきます。

確かi5で8Gメモリの奴でした。あえてi7を選ばなかったのは、バッテリー消費を気にしたからです。Surfaceシリーズは当初からラインナップに紆余曲折があり、CPUがARMで普通のWindowsアプリが動かなかったり、入っているWindowsのバージョンが特殊でいろいろと制限のあるものだったりしていたのですが、ProシリーズはWindows Proが入っており、ビジネス用途にも耐えられるものでした。

問題はキーボードがオマケ扱いであること。そしてACアダプタが意外にデカかったことです。重さは少しばかりズッシリとしてはいましたが、800gしかないのは確かで、まあ耐えられる範囲ではありました。

キーボードはたまたまオマケで付いてくるキャンペーン中で、当時の会社のシンボルカラーが半蔵門線の色だったので、それにあわせて藤色のものを選びました。

藤色のタイプカバー

最初はBT接続のキーボードも用意していたのですが、思ったよりも使いやすく、わざわざデカい外付けキーボードを持ち歩くこともないと、そのまま使うことが殆どでした。

またACアダプタに関しては、不具合が出るといきなり本体が使えなくなってしまうこともあり、これは家に置いておくことにして、より小さな互換性のあるものをアマゾンで買いました。

ところでSurfaceでディスプレイはタッチ対応で、専用のペンも付属していました。WEB閲覧や会議中などは、これらで十分でキーボードなんか使わないだろうとも思っていたのですが、ペン入力は対応したアプリでなければ今ひとつ使いやすいものではなく、ソフトキーボードを使うには画面サイズに余裕がありませんでした。キーボードが画面のカバーを兼ねている設計の妙も手伝って、結局、普通にタイプカバーのキーボードを使うことが殆でした。

とはいえ、ウィンドウを叩くだけのアクティブ化であったり、WEB閲覧のスクロールは直接、画面をタッチするのがとても便利で、他のノートPCを使っているときにも、つい、画面を触ってしまうほどです。そもそもウィンドウズのアプリはタッチを前提に作られていないので、触りたいところを上手に触るのは少しばかりコツがいるようです。なおペンに使われている電池が少しばかり特殊なもので、そんなに減るものではないのですが、充電式のほうが良いなぁとは思いました。

Surface Proは、さすがにMicrosoft製だけのことはあって、Windowsの電源管理との相性はバッチリです。きちんとスリープに入り復帰もスムーズでした。組み込まれているハードウェアに関しても、日本語を諦めさえすれば詳細な情報も豊富で、無線LANでトラブルがあったときなども、聞いたこともないようなコマンドを駆使して、問題点を把握することができました。

ただ画面サイズは持ち運ぶのに便利な大きさであるとはいえ、やや小さめで、複数のアプリを同時に開くには不足気味です。普通であれば机の上ではmini displayポートから外部ディスプレイを繋いで使うという選択肢もあるのですが、わざわざケーブルを繋ぐほうが面倒で、デスクトップPCからリモートデスクトップ接続で使うこともしばしばでした。ここはWindowsがProであるところの利点です。この方法だとクライアント側のデスクトップPCとファイル共有するのも容易ですしね。もちろんキーボードがデスクトップの普通のキーボードから使えるのも、やはり楽といえば楽です。

ところでSurfaceを使っていた時は、Linuxを必要とすることも多かったのですが、オンラインでつながっていないときを考えると、やはりローカルでLinuxを使う環境が欲しいです。Windows環境で相性が良いのはVirtualBoxでした。いろいろな仮想マシンがあるのですがホストとなるハードのデバイス、特にLAN周りとの相性が良くないと、とにかく苦労します。Hyper-Vは少なくとも当時は、どうも問題が多かったです。メモリが8Gあるので、複数の仮想マシンを立ち上げてネットワークのホストとクライアント間の挙動をノートPC上で確認するなんていう芸当もできました。プロキシまで入れて3台でもギリギリいけました。データは内部LANを流れるので電波がなくても問題なし。実はこの芸を使うと、パケットキャプチャとかはWindowsからでもできますし、画面キャプチャやログの整理もWindows側で済むので、そのままドキュメントを仕上げてメールするまでできてしまうので、Linux側にGUIが無くても済みます(GUI使わないからメモリが足りるのですけどね)。

密かに便利だったのがmicroSDスロットで、スマホとのデータのやりとりや、Windowsのバックアップなどは、これで済ませていました。入れっぱなしなのでマメにバックアップが取れていて、PCがいつ死んでも心配なしです。

今であれば、まるごとクラウドで行うのも選択肢ですし、タッチディスプレイは、あってもいいけど、無くてもちっとも構わないかなとは思います。次にMicrosoftのノートを選ぶのであれば、SurfaceLaptopから探すかもしれません。

結局SurfacePro3は、メモリが不足気味になったのと、バッテリーがかなりヘタってきて交換しないとモバイル使用が厳しくなったこと、そしてWindows10へのUPDATEが面倒だなと思ったことで、引退させることにしました。

さて、さらにもうひとつ前はなんとMacbookAirなんですよね。これについてはまた次の機会で。

Surface Pro 3 の仕様など

ヘッダ画像はウィキメディア・コモンズより使わせていただきました。
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Microsoft_Surface_Pro_3_with_Type_Cover.jpg


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