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コチョウランを育てる
胡蝶蘭(コチョウラン)といえば、何かのイベントの折には良く贈られてきますよね。最初は頂いたものを丁寧に面倒を見ていただけなのですが、部屋の環境があっていたようで、毎年、花をつけるようになりました。
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まず頂いた時には、見栄えの良いように密集して植えられていますし、水やりの手間を減らすために保水性の良い鉢が使われます。そこで最初にやることは水はけの良い鉢に一本づつ小分けして植え替えることです。
新しい鉢には、保水性を良くするために海綿を少し底に引き、その上に水苔を大きめに砕いたものを敷き詰めて、取り分けた蘭を植え込みます。まだ花が残っている間は、倒れないように元々ついてきた針金を使って、ねじりっ子などで姿勢を保持できるようにします。
花が終わったら、自然と茎の部分が変色して枯れるので、そこを切り落とし、もう高さがなくなれば、針金は外しても構いません。ここで枯れない部分はそのままにしておきます。
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後は葉だけの地味な期間が続きますが、注意するのは水をやりすぎないことです。苔の表面が乾いてきて「から」水をやります。湿っている間は我慢です。乾いた時期を作らないと、どうやら苔の内部に雑菌が繁殖して枯れる原因になることが多いようです。充分に乾いた頃を見計らって、今度はジャブジャブと水をやります。鉢の底に皿を敷いてあるのですが、ここに水が貯まるようであれば、その水を捨ててしまいます。室温や日当たりなどにも関係しますが、1週間に1~2度程度の頻度です。
毎年、お正月が過ぎたあたりから新しい芽が伸び始めるので、針金を取り替えながら、まっすぐに伸びるようにしてあげます。これでだいたいは4月に入ったくらいからGW明けくらいまで、花を楽しむことが出来ています。
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こうして育てていると時折、処分に困った方から、新しく頂くことも出てきました。そのタイミングで元気のなくなった株を処分したり、今までの鉢も植え替えるなどして来たので、何だかんだ鉢の数も増えてきてしまいました。
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今はネットで調べると、この手の園芸情報は溢れているので、知識は手に入るのですが、なかなか書いてあることを実行するのは自己流なところがありますよね。日当たりであるとか風通しなんかが、結構影響するので、うまく育つかはなかなか挑戦しがいがあります。
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