魔々勇々第8話「罵り星」感想(ジャンプ48号)
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センターカラー!
このタイミングでキャラを追加して更に加速する面白さ。
先週の予想もいい意味で外してもらえて今週も満足感の高い1話だった。
新キャラが出るたびにそのキャラにめっちゃ言及したくなる。
林先生キャラ立てがうますぎる。
答え合わせ
エスカバが何を考えてるか予想した前回。
正解は「黒幕により指南役として送り込まれた」でした。
狂言でも単なるバトルジャンキーでもなかった。
予想を外しつつ整合性のある回答。
理由なく安易に情報開示してしまうスタイルの漫画じゃないことが分かって非常に嬉しい。
基本的には各キャラがベストを尽くしたうえでぶつかりあってほしい。
好みの問題であって、オサレに能力を得意げに開示する漫画の面白さも分かるんだけどね。
黒幕の狙いはまだ分からないけど、「指南役」と明言されている以上、コルレオに情報を与えることは予定どおり。
その上で、指示に完全に従っていたわけではなかったエスカバのやんちゃが合わさっての先週の展開。
エスカバが単なる駒じゃないという落としどころが絶妙。
演技でいい奴っぽさをあそこまで出せるのもいいね。
大アイドル魔王ミネルヴァ(20)
ここまでキャラの立った人物を次々出しながらどのキャラにも不快感がないのすげえ。
頑なにヒロインを年上にし続けるスタイル。
あえてやってる。間違いない。
年齢確認のくだり、なくてもストーリー上問題ないもの。
いいぞもっとやれ。どんどんやってください。
紋章術「綺羅綺羅星」
意識(フォーカス)をずらす能力。
いい!
アイドルという性質に合致しながらも使い道が無限にありそう。
めちゃくちゃ映える能力。
シンプルにかっこいい暗々泳影の次が玄人好みの綺羅綺羅星。
技の対象をずらすもよし、相手の意識をずらすもよしって感じかな?
使いこなしているミネルヴァの強さが自然に伝わってくる。
今後の別キャラの能力にも期待が高まるな。
こういう補助系の能力でも戦えるのは、紋章術に身体強化能力があるからこそだよなあ。
固有能力だけで戦うとしたら、意識をずらすだけでは決め手に欠けるけど、身体強化ができることで固有能力がどんなものでも戦える。
能力バトルの割に物理で殴ることも有効活用するハンターハンターの系譜。
アイドルは万人に優しィんだよ!!
と同じコマで「モテねェだろキモ片目」
っていうスタンスが素敵
万人とは。
うるせえ!優しくしたい人にだけ優しくするんだよ!
しかしエスカバの「魔王なのになぜ人間に」というスタンスからすると、やはり基本的には魔王(魔人)と勇者(人間)は相容れないのが共通認識らしい。
そうなると今度はミネルヴァがなんで味方なのかが気になる。
毎回ちゃんと謎を散りばめてて楽しいなあ。
これは私の喧嘩じゃない
ここまでで一番大量の星を使って自分にフォーカス。
アイドルとしての決めポーズと、コルレオ達へのアシスト。
1話の間に能力説明とミネルヴァのキャラ立てが完全に完了してる。
なんて無駄がない展開なんだ。
ミネルヴァつええな。軽くあしらってる感じか。
エリシア復活
良かった。
生きてるとは思ってたけど、なんかこれだけ魅力的なキャラが次々作れるなら突然フェードアウトさせられてもおかしくないかなって。
生きがいになってくれませんか?の時点で、かわいいだけじゃなくてエリシアの物語にもかなり興味をもっていたので、当面このバディは活躍させてほしい。
当然のように息を合わせて戦えるようになってるところに二人の絆を感じる。
移動・回復特化のコルレオと、アタッカーのエリシア。
性格とは真逆の役割分担なのも面白い。
勇者が序盤回復役になるってドラクエの序盤にもありがちだよね。
コルレオのギガスラッシュはよ。
刻印解放?
第2段階ありですか!卍解しますか!
覇権漫画だなあ。多幸感があるなあ。
今後確実に開示される、紋章術の第2段階とか、ほかの世界との交わりとか、染みついた血の匂いの人物がだれかとか、来週以降何がきても楽しめる自信がある。
謎のシルクハット
次元の違う圧倒的強者感。
狙いが分からないことも含めて非常に不気味。
世界を一つずつ滅ぼすなり支配するなりの目的ではなく、カオスにすることが目的なように見える。
血「は」嫌と言っている以上、目論見についても別に隠す気はなさそう。
まとめ
センターカラー回まで失速せず走り続けている。
新連載を応援し始めたときにありがちな「来週も面白いかな?大丈夫かな?」という感情を払拭し続けてくれて、今回完全に安心させてもらえた感がある。
どんな目線で読んでるんだという話だが、期待している漫画が失速してしまう悲しさというのは誰でも経験したことがあると思う。ダブルアーツ…すごいスマホ…。
もう、どの方向に話が進んでも面白いところまで土壌が整ったと思うので、あとはアンケートを出しながら毎週楽しみにし続けるだけだ。
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