漫画も買った結果分かったダイの大冒険アニメの凄さ【鷹嶺ルイ同時視聴⑥⑦】
まずはルイ姉、登録者100万人おめでとう!!!
鷹嶺ルイさんによるダイの大冒険同時視聴第6、7弾を終えての感想です。
アニメ第45話まで(ザムザ撃破+ダイの剣+ヒム登場まで)の話しかしません。
同時視聴はこちら
ダイ大にハマりすぎて本も買っちゃったよね。
同時視聴の最新話は超えないように完全版11巻まで。
漫画を読んだことで新たな感動もあったので、そのへんについても語ります。
感想いろいろ
13話分まとめてなので、3つに項目を絞って。
①アニメってすげえ
漫画も読んだんですよ。
当然漫画も面白くて、アニメと優劣をつけるようなものではないんだけれど、アニメだからこそできたことがある。
それが見せ場の演出。
漫画では、「ここが見せ場」というのはコマの大きさで表現することが多い。
しかし、漫画を読んで分かったが、ダイの大冒険は名言が多すぎて、小さいコマにも結構見せ場があるのだ。
これを「ここもいいですよ!」と言わんばかりに見せてくれるアニメすごい。
アニメが、というよりアニメスタッフさんが、ということになるかもしれない。
今回でいうと、
・クロコダイン「何か言ったか?」
漫画だとめっちゃ小さい。あんなかっこいいのに…
身を呈してアキームを庇った後に、ダメージを意に介さず相手を薙ぎ払うクロコダインのかっこよさは、アニメだから伝わったと思う。狂っちまうよあんなかっこよさ。
ただ、漫画で読むと、確かにここを大ゴマにはできないよなあと。
漫画で読む場合、「俺はここが好き!」って読み込む楽しさがあるし、どっちもいいのだ。
・レオナ「国とは土地や建物のことではありません。人間が生きていればそこが国です!!」
これもコマが小さい。
しかし、アニメでどアップで言うとこの台詞はめっちゃ映える。
っていうか少年が受け止めるには深すぎるだろ。
レオナの良さ、子供の頃読んでも分かんなかったんじゃないかな…
少年漫画で、上に立つ者の器をヒロインを通して見せるダイ大、やはり人生のバイブル。
・声優様全般
アニメではなく漫画派だったからあまりわかってなかったけど、声優って本当にすごい。
音として声が乗ることでこんなにも感動が伝わるものなのか。
特にポップとクロコダイン。
ポップの弱気な男が振り絞る勇気、クロコダインの武人としての頼り甲斐は、声優様によって何倍にも増幅されてると思う。
この二人が会話してるところ全部いい。
直接じゃなくて、クロコダインがポップのこと考えてるシーンもすごくいい。
あの太い声のクロコダインが、ポップを信頼してるのが熱いんだよなあ。
②かっこいい師匠キャラが多い
少年漫画の花形といえば師匠キャラ(親も含むかも)。
強さももちろんだけど、成熟した人生経験を持つ年配者がキャラの努力・成長を認めるシーンや、彼らが語る含蓄ある人生観には、他では摂取できない栄養が含まれている。
師匠としてアバン、マトリフ、ブロキーナ老師、親としてブラス、バラン、ジャンク夫妻。
師匠とはちょっと違うが、まぞっほ、ロン・ベルクなんかも人生経験的に師匠。
これだけいるのに、キャラが被らず次々に名言が飛び出てくる。
今回でいうと、
・ブロキーナ老師「名声は後からやってくる 最初から求めてはいけない」
老師…一生ついていきます…
アニメでは尺の都合か省略されてたけど、
「最初からカッコいい人間など誰もいない。ここにいる誰もがそうなのだ。自分の限界の壁に真正面から衝突した者のみが成長できる…」
→チウを讃える周囲
の流れからチウにこの言葉をかけるのが泣ける。
カッコ良さを捨てて限界と向き合ったからチウは成長できたんだよな。
大人になると分かる。
なりふり構わない根性に、称賛は後からついてくる。
絶対に誰かが見てくれている。
そしてザムザ戦、これまで周囲から認められる立場だったポップがチウの根性を認めるところ熱かった…
・ロン・ベルク「何百年生きたってカラッポの人生もある…!」
おっさん渋すぎんよー。たまんねえよー。
密度濃く生きていきたいよね。
…とXのタイムラインを見ることに時間を使いながら思うのだ。
ううっ!俺の人生は魔族みたいに長くないのに!ばか!
・大魔王バーン「そのように覇気があるところが見れて 余も安心しておる…」
ついに姿を見せたバーン様、かっこいい。
普通にラスボスだからかっこいいとか言ってる場合じゃないんだけど。
「心理的安全性が大事」とよく言われるけど、上に立つ者は優しいだけでも駄目だと最近思う。
「この人の言うことは聞かなければならない」という圧力と、「この人になら意見を言える」というバランスが重要。
後者を持ってるだけでも十分すごいのだけど。
しかしバーン様は両方完璧。
強くなったハドラーが従うだけのカリスマ性がある。
あと、「余」って一人称めっちゃかっこいいよね。
もしかして少年漫画で初めて自分のこと余って言ったのバーン様か…?
③ポップのことみんな好きすぎ
どうやらポップを愛してしまっているのは俺だけじゃないらしい。
読者(視聴者)がポップ好きになる→ポップを登場人物が褒める→読者(視聴者)も喜ぶ
という超好循環。
偉大な作品やで…
・マァム「ポップは一見頼りなくみえるけど どんな苦しみにも恐怖にも必ず打ち勝ってくれる人だわ」
そうだよね!!!!
もう、ポップが弱気なところを見せても誰もポップのことを疑わない。
もうマァムと一緒に後方腕組みですよ。
みんながポップの理解者になりすぎたから、軽率にけなしてくれる存在としてチウ出したんじゃないかとすら考えてしまう。
・ヒュンケル
「仮にもアバンの使徒を名乗るならこの程度の敵で泣き言を言うな…!!」
「どなりつけるよりああいう言い方のほうがこたえると思ってな」
ヒュンケルお前…お前ほんとポップ好きだな!俺もだよ!!
マァムよりヒュンケルのほうがポップのこと好きだろ。
この3人の三角関係複雑すぎだろ。
マァムを取り合ってるように見えてポップを取り合ってるだろ。
・クロコダイン
「…そろそろ付き合いも長いからな」→ポップ男泣き
「ふふっ俺の心配をするなんてまだまだ早いんじゃないのかポップ?」
あーもう駄目です。
ほんともう駄目です。
俺BL文化のこと全然知らなかったけど、要するにこういうことか?
もしかして、いい奴といい奴が仲良くしたり信頼しあったりする尊い関係性が、たまたま男同士だったもののことをBLというのか?
こいつらの関係性が良すぎて、尊いとか無理とか駄目とかそういうフレーズしか出てこない。
・ダイ「やっぱりお前だったのか」
そして結局ここなんだよな。
ダイの大冒険キャラの関係性相関図作るとして、それぞれから「信頼」「友情」「ライバル」「尊敬」とか矢印が出るんだろうけど、ダイとポップはもう愛。
信頼であり友情でもあるけど、愛だろこれは。
「主人公が強くなってかっこいい技で敵を倒す」っていう王道の裏でこの関係性作れる作品唯一無二だろ…
NARUTO大好きだけど、ナルトとサスケの関係にこんな感情生まれなかったぞ…
同時視聴感想
登録者100万人達成から1時間も経たないところでいつもどおりの同時視聴をしてくれてありがとうルイ姉。
今回は、絶対ポップの男泣きと支えるクロコダインがMVPだと思ってました…と思ったらガルーダMVPだと!?と笑ってしまった。
あと、第6回の最後で、「ダイの大冒険の恋愛シミュレーションゲームが出たら」というテーマで盛り上がった時の、クロコダインは相談役だったのがいつの間に…みたいな妄想話も笑わせてもらいました。
バトルシーンの作画の良さや、ドラクエにおけるオリハルコンの貴重さなんかにもしっかり触れているルイ姉の同時視聴、相変わらず最高です。
クロコダインへの限界化の頻度の高さが本当にツボ。
そして「ポップが上位に食い込んできた、まずい」などと言っているのを愉悦しながら楽しんでおります。
でもルイ姉の言うとおり結局全員最高なんよなあ。
次回も楽しみ!!
鷹嶺ルイ関連記事
ドラクエ8のチャゴス対応
ホロGTAの交渉スキル
↑小説風に書いてみた
どうぶつタワーバトルトーナメント感想
ダイの大冒険同時視聴①(アバン、マァムとの出会い)
ダイの大冒険同時視聴②(クロコダイン、ヒュンケル撃破)
ダイの大冒険同時視聴③(フレイザード撃破)
ダイの大冒険同時視聴④⑤(バラン撃破)