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《郵便配達夫》 佐伯祐三

わが街パリが
      腰掛ける

 
 
 
 
佐伯祐三はパリに行ってから、
突き抜けたように見応えのある絵を描くようになった気がします。
そんな彼を育てたパリそのものを現わすような郵便配達夫が
よくもまあ現れたものだと思います。
出会うべきものが、出会うべくして、出会ったということでしょうか。
佐伯祐三は奥さんの加筆とか、いろいろ噂があるようですが、
ただ、この絵の前に立つと、
引き込まれてずっと眺めていたくなります。

【美術詞】短い言葉でアートを表現

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