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高野山へ行く#1

僕の通う会社には誕生日休暇なるものがあるが、なかなか誕生日当日に休むことなど出来なかった。
ただ今年は、休日出勤やら計画有給未取得などが重なって、上からのお達しで急遽9月6日(金)、平日の休みを貰える事となった。
けど、土日が出勤の僕の会社では、金曜日は週末であって週末ではないので、あまり嬉しくない休暇となった。

せっかくの休みだから何かをしたい。どこかに行きたいと言う欲望にとらわれ、特に下調べもせず、和歌山県の高野山へと向かうのだった。

高野山真言宗総本山の金剛峯寺をはじめ多くの寺院がある高野山は、1000m級の山に囲まれた盆地の街で、高野山全域が境内とされている。
弘法大師(空海)が修行の場所として開いた聖地の一つでもある。

僕の住む松阪市から高野山へ車で行こうとすると、奈良から大阪へ入り、和歌山市から山へ登るルートがあると思っていたが、京奈和自動車道ができた事で、松阪から奈良県の宇多、吉野を越えて行けることがわかった。Googleマップの時間を見ると3時間ちょっとの旅路だ。
これならば、日帰りでも充分行けると判断したわけだ。

国道166号線を登り、高見峠を越え宇陀市へと向かう。


途中、高見峠には大きなループ橋がお出迎えしてくれる。

ここまで来ると、三重県の端っこに来た感じがするが、実際の県境は少し先のトンネルの中にあのだが。

国道166号線をひたすらまっすぐ進むと、道の駅宇多路大宇陀に突き当たる。この先370号線を左折し吉野方面へと向かうのだ。

この辺りは随分前に来たことがある。
青い仏像で有名な金峰山寺へ行ったときも通った道だ。
吉野といえば千本桜が有名だが、金峰山寺もまた素晴らしいお寺だと思う。

近くに行く際にはぜひ立ち寄って欲しい。と、言いながらも、今回は通り過ぎてしまった。

この辺りに流れる川は、一級河川紀の川だ。
ただ、この辺りでは地名の愛着を込めて吉野川と呼ばれている。
吉野川と言うと四国を思い出すが、同姓同名の河川があっても違和感はない。

鮎釣りを楽しむ釣り人が多い。
河原近くに車を停めて水辺で遊ぶファミリーをいる。
9月に入ったとは言えまだまだ暑い日が続いている。

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