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高野山へ行く#3
高野山での注目ポイントは大きく4つと考えている。もちろん個人的にだが。
大門と奥の院。金剛峯寺とここ大伽藍だ。
実際に行ってみると感じるが、中門から入る大伽藍とその先にある金剛峯寺が一括りにまとめられるのに違和感を感じるくらいたくさんのスポットが用意されている。
だから、あえて金剛峯寺と大伽藍を別で紹介する人が多い。
伽藍(がらん)とは、梵語の音訳で僧侶が修行する静粛清浄な場所を意味するらしい。ここ大伽藍は根本道場とされ、816年に弘法大師によって開創された由緒ある場所だ。
中門を抜けると目の前に大きな金堂がそびえ立つ。ここが高野山一山の総本堂で、多くのイベントがここで行われている有名な場所だ。
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中も拝観することができる。拝観料を払って中に入ると薬師如来像をはじめ多くの仏像が置いてあり、たくさんのパワーをもらえることができた。
金堂を出ると、有名な根本大塔へと向かいたいところだが、敬礼法に従って左手に向かう。仏教の敬礼法では時計回りとされているので、金剛から左手にある六角経蔵へ行くことが礼儀とされている。との事。けど、これも個人の自由だ。
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六角経蔵は、蔵の周りに把手のような物が付いていて、押して回すことができる。まるで奴隷船や洞窟の奥で囚われた人達の人力動力のようにだ。
もちろん今の時代、そんなことで発電とかするわけでなく、この把手を時計回りに回すと、ありがたいお経を一回読んだことになるチートアイテムなのだ。
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その先、山王院や西塔を見学し金堂の裏手にある、松の木まで来た。
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この松の木も実はパワースポットの一つなのだ。
その名も三鈷(さんこ)の松。普通松の葉は2つに分かれているのだが、この三鈷の松は三又になっているのだ。この三又に別れた松葉を持つと幸運が訪れるとの謂れから、足元に落ちた多くの松葉から三又に別れた松葉を探すが、見つからなかった。途中外国の青年に、何か落としましたか?っぽく声を掛けられたので、カタコトの英語でラッキーアイテムを探していると伝えた。
外国から来た人に心配されるほど、血眼になって探していた自分が恥ずかしかった。
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三鈷の松の奥には根本大塔がそびえ立つ。
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ここ伽藍の中心とも言える塔で高さは50mとの事。想像以上に高く赤色鮮やかな大塔は70年の歳月を費やし完成したと言われる。
中に入ることもでき、中央には胎蔵大日如来が祀られている。
歴史とパワーを感じ取って、大伽藍を後にした。
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東塔の横を通り、蛇腹路を通り、金剛峯寺へと向かったのた。
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金剛峯寺は高野山末寺3600寺の総本山で、豊臣秀吉が寄進したものが再現されて建立されている。
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正門からは入ると正面には大きく立派な建物が目に飛び込んでくる。これが秀吉が寄進し再現した建物だ。再現とはいえ、1863年の話で、十分に歴史を感じる建物となっている。
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ここも拝観料を払えば、中に入れるのでせっかくここまで来たのだから見学させていただくことにした。