残念な広島 4選
広島を離れて40年近くになります。
どんなに年月が経っても故郷は気になります。
いや、県外に出てからのほうが広島愛が
強くなった気がします。
愛が強いと色々と気になる点も
目についてきます。
恋愛も一緒ですかね。(関係ないですね)
広島県の人口は転出超過が2年連続で
全国最多となったニュースには
少なからずのショックを受けました。
今回は故郷の広島に対して私が感じている
残念ポイントを4つの視点で
書いてみたいと思います。
① 魅力的な娯楽施設が少ない
広島市の中心部には複数のデパート、
オフィス街、歓楽街、本通り商店街などが
狭いエリアに密集しており、
ある意味、大変便利で住みやすい街です。
私も学生時代は友達やガールフレンドと
目的もなく本通りを歩いていたものです。
「とりあえず本通りへ行こう」って
感じでした。
この辺りにはアパレル関連のお店なども
多く、沢山の若者で賑わっています。
しかし、広島には、大阪や神戸、
福岡のように、若い人達が集まって
遊べる魅力的な場所が、市内中心部以外に
あまりないよな~って思っています。
2025年春にJR広島駅 広島駅ビル
minamoa(ミナモア)がオープン予定とのこと。
広島にとって魅力的な施設になればいいと
心より祈っております。
② 「広島飛ばし」
最近、広島で話題となっているワードです。
これは大物アーチストのコンサートは
広島が飛ばされているという意味だそうです。
例えば、大阪→広島を飛ばして→福岡
というように。
私自身の感覚では、
今私の住んでいる岡山など
他の中四国エリアには
来ることのないアーチストを
広島では観ることが出来ると
思っていましたが、
どうも現状は違っているようです。
広島市内には数多くのコンサート会場が
あります。
一番キャパの大きい広島グリーンアリーナ
(収容10,000人)では有料興行の日数が
10%以内と決められ、アリーナ使用が制限
されていることが、広島でコンサートが
少ない原因だと聞きました。
2023年度のコンサート回数は福岡の半分、
仙台の6割にとどまっているとのこと。
実際には広島でコンサートをしたい
大物アーチストはたくさん居るようで
動員も見込めているそうです。
広島の興行会社も背に腹は代えられず、
福岡などで興行をされているとか。
広島では、ようやく新アリーナ構想が
練られているそうです。
早く実現して欲しいと思うばかりです。
③ 見渡せば山
広島市中心部どこからでも周りを見渡せば
山が見えます。
右を向いても左を向いても山が見えます。
ここを残念なポイントに挙げては
いけませんかね笑
帰省した際に山を見るたびに広島だな~て
思っています。
でも平地が少ないので街の開発が難しいと
いうこともあるような気がします。
④ 空港が遠い
広島駅から車で約50分の三原市の山あいに
今の広島空港があります。
私が子供の頃(約50年くらい前)は
広島市内の海沿いに広島空港がありました。
大型ジェット機を就航させる為、
滑走路の延長が必須となり、
当時の空港では滑走路を延長させることが
出来ないので、移転が必要になったようです。
長い間議論が重ねられ、
今の地に空港が造られたことを覚えています。
しかし、あまりにも広島市内から遠い。
遠すぎます。
近隣では福岡空港が国際空港として
凄まじい発展を遂げています。
おそらく福岡空港から海外へ飛び立つ
広島在住の方も多いのではないでしょうか。
私は、今の場所に広島空港が造られたことが
広島衰退に繋がる大きな要因だと思っています。
空港は今更どうしようもありませんが、
返す返すも残念だったと思います。
最後に
広島は昔から何かと札幌、仙台、福岡と
比較されてきましたが、今や福岡市は
何歩も抜きんでた大都市となりました。
かたや広島は転出超過が2年連続日本一。
大都市だけが素晴らしいとは思いませんが、
政治、経済、文化の弱体化が人口流出に
繋がり、街は衰退していくのだと思います。
我が故郷の広島が輝きを増していけるよう
心より祈っている今日このごろです。
読んで下さり、ありがとうございました。
次は「素敵な広島」を書きたいと思います。