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走り始めた理由って何だろう

【走り始めた理由】
人それぞれ走り始めた理由があると思う。
・ダイエットのため
・健康維持、増進のため
・チャレンジしたかったから
・過去の自分を越えたいから
・仲間と出逢えるから
・気持ちがリフレッシュされるから
・飲み会が更に楽しくなるから
・先輩に誘われたから
・マラソン大会に当選したから

… etc

さまざまな理由がありますね。
僕自身もなぜ走り始めたのか。
原点について振り返ってみます。

【ハイハイ界のスピード王】
僕は生まれたての赤ちゃんの頃
ハイハイで動き回るスピードが
他の子よりも速かったそうです。

親が追い駆けても追い付かない。
当時は広くて長い廊下のある家で
生活をしていたこともあって、
動き回れるスペースに余裕があり
体力が削れるまで動いていたそう。

ハイハイのスピードを競う大会に
当時、参加していたら …

【幼稚園時代のイジメ】
僕が意識的に走り始めた中で
一番記憶で古いタイミングは
やはり幼稚園時代になります。

僕は阪神淡路大震災を
1歳1ヶ月の年齢で経験。
そして父親の転勤も重なり、
幼稚園は合計3校通いました。

その中でも兵庫県高砂市
曽根町にある 曽根幼稚園 では
人生初めてのイジメを経験。

なぜか追い駆け回されて
捕まると殴られる … という
遊びが流行っていた地域でした。
特に標的は、引っ越しをしてきた
いわゆる "よそ者" がターゲット。

基本、走り回っていた記憶が
とても深く刻まれています。
授業の内容は覚えていませんが…

誰よりも速くグラウンドを走り
遊具に登ったり、降りたりして
自分なりに逃げ回っていました。

更には母親の指導だと思いますが
「走れば強くなれる!」
との言葉を信じた自分は
ママチャリの後ろに乗らず
ママチャリと並走して走り、
幼稚園→自宅まで帰ってました。

当時は4歳児か、5歳児。
この経験が後に生きてきました。

【小学校時代】
幼稚園時代に走っていたので
小学校に入っても速い方で、
1番になれなくても常に上位。

なので走ることに対して
嫌い という感情はなく、
むしろ「武器にしたい!」と
思うくらい好きなことでした。

陸上競技会も先生方が出よう!
と声掛けがあり、小6 でデビュー。
100m走を15秒10で完走しました。


【中学時代】
あらゆるスポーツをやりたい!
特に、野球、卓球、バドミントン
この3種目をやりたい気持ちがあり
部活動選びにはとても悩みました。

ですが、これも母親の助言で
「走れたら、全部できるやん」
との言葉を受け入れ、陸上部に入部。

最初は100m走に出場をしましたが
中1の夏。意外と長距離もいけるやん!
と感じた瞬間があり、1500m走に挑戦。
1500m走のデビュー戦は5分05秒辺り。
中学3年で走っても4分53秒で終わり。
いけるやん!と思った割には、
あまり伸びていませんでした…

ただ800m走に中2からハマり
その刺激的なレース展開が面白く
スピードと持久力との合わせ技感が
とても楽しい!と感じていました。

800m走のデビューは2分26秒辺り。
中学3年の引退試合で2分13秒でした。

デビュー戦・当時の映像
https://youtu.be/HCVaQqkwCwU

【高校時代】
僕は漠然とロボットが作りたい!
ものづくりをやっていきたい!!
という願いが心にはありましたので
進学した神戸市立科学技術高校では
そうした機械・電気系の部活動に入り
勉学を頑張ろうと思っていましたが…

吸い込まれるように
陸上競技部に入部しました。

入ってみると初めての経験。
本気で走っても誰にも勝てない。
陸上部内で最下位からのスタート。

これまで通っていた学校や地域
全体のレベルが低かっただけで
自分の実力を初めて知った時でした。

どこから沸いてきたのか。
負けたくない!という気持ちが
自分を奮い立たせてくれました。
それと先輩方や顧問の先生方に
認められたい!という気持ちも
僕自身を動かす原動力になりました。

毎日のトレーニングの積み重ねと
自宅での筋トレの積み重ねた結果

高校1年では5000m17分03秒程で
デビューした走力が成長してくれて
高校3年の引退試合で15分39秒まで
記録を伸ばすことができました。

中学時代1500m走で5分切りが
やっとだった走力だったのも、
高校3年最後の試合で4分12秒
で完走することができるまで
成長することができていました。

5000m高校ベストの映像
https://youtu.be/7oXcB6VUanc

【高3で駅伝に出たい】
僕が通っていた陸上競技部は
400mや800mでは全国大会に
出場をする程の実力でしたが
長距離走は県大会にも出場できない
貧弱なレベルでしたが、僕自身は、
「駅伝大会に出場をしてみたい!」
という想いがどこかにありました。

これまで短距離走を希望する
選手が数多く居たために、
駅伝には出場していなかった母校。
その壁を突破して高校1年から参加。

最初は出場選手枠が7名に対して
5名が高校1年生で出場しました。

高校3年生になると
就職するか、進学するか。
ちょうど面接試験のタイミングと
駅伝のシーズンが重なっていて、
進学を諦めたら、出場ができる。
進学する道を進めば、出場不可。
さて、どちらの人生を選ぶのか。

まさに人生の分岐点に立った自分は
高校生という立場で出場できるのは
今年しかない。今しかない。今やる。

今、振り返っても
悔いのない判断でした。


【社会人になって】
高校3年で駅伝大会に出場し
高校3年でもフルマラソンを走り
完全燃焼をしたつもりだったので
引退した気満々で過ごしてましたが
再び、走り始めることになります。

高卒で就職をしてから
しばらくは会社←→自宅
の往復だけで過ごしました。

100%定時退社だった新入社員は
18時過ぎには自宅に居ました。
なので晩御飯を食べ始めるまで
たっぷりと時間があったので、
見たいDVDを借りて延々見たり
プロ野球の試合を延々と見たり。

自由な時間を過ごしていました。

そんな時、僕にやってきたのは
2つの出来事が人生を変えました。

【矢倉楓子との出逢い】
高校時代から応援をしていた
元NMB48 矢倉楓子 と出逢い、
人生が大きく変わっていきます。

握手会や写メ会に参加しまくり
ブログにコメントを書きまくり
直筆のお手紙も書いて送ったり
ある掲示板で噂されてしまう程

熱狂的なファンだったのですが
社会人になってから足を運んだ
握手会、その10秒で人生が激変。

握手をした時、僕の目を見ながら

『『マラソンがんばってね!』』

という言葉を貰うことができました。

それは僕から言って欲しい!と
頼んだ訳でもなく、これまでの
握手会等での会話を覚えてくれて
何万人といるファンがいるのに、
矢倉楓子さん自発的に言ってくれた。

それはもう感動で手足が震え、
僕の心の奥深くまで突き刺さり
再び走り出そう!と決めた瞬間でした。



【神戸マラソンとの出逢い】
次にやってきた第二の出逢いは
2012年 第2回神戸マラソン です。

参加条件が18歳以上(高校生除く)
とのことで初めて出場権を獲得。

復活レースとして位置付けて
今後走り続ける きっかけ レース。

フルマラソンの経験は高校2年で
デビューをしていたこともあり、
練習メニューはなんとなく頭にあり
基本は地元にある住吉川でジョグ。
インターバルを、みなとのもり公園。

メニューとしては
1周5kmの住吉川のコースを
3周回、または5周回と決めて
体調と気分に合わせた感覚重視で
ペース配分や距離を決めて走り、

例えば、
気分があまり乗らない時には
ゆっくり3周回ジョギングで終わり。
調子が良いなと感じられる時には
5周回で1周1分づつビルドアップ走。

走り慣れてきた頃合いからは
インターバル走をやりました。
それも毎週300m×10本をするか
400m×10本、1000m×5本という
メニューはこの3種類しかなく
シンプルに積み重ねていました。

結果、当時10代のフル挑戦者が
ほとんど居なかった時代もあって
第2回神戸マラソンでは
10代の選手でたった1人のサブ3達成。
年代別19歳以下の部で優勝🏆️を果たした。

この奇跡と運の良さが重なり、
次第にランニングコーチの依頼が
入ってくるようになっていきます。


【振り返ってみて】
こうして走り始めた歴史を
振り返ってみると、あらゆる
人生の分岐点がありました。

その人生の分岐点において
どんな選択をしてきたのか。
選択の1つ1つを考えてみると…

どんな分岐点があったとしても
僕は走り始め、走り出す道へ
導かれてきているように思います。

多くの助力があったおかげで
今の自分自身が作られました。

走り始める理由、きっかけ は
人それぞれ。自由で奇想天外。
そして今、走り続ける理由だって
多くの助力と沢山の出逢いによって
ほんとに豊富な理由が思い付きます。

【走り始めた理由】
みなさんが走り始めた理由って
なんだったでしょうか?

過去を振り返り、原点を探すと
根本に眠っていた本当の理由に
辿り着く可能性と出逢えるかも。
それは本心の願いとなりますから
何があってもブレない自分になり
軸のある人間になれる気がします。

【最後に】

サボりたくなった時。
日々の生活やお仕事を言い訳に、
走らない日を作ってしまいそうな時。
怠惰の道に、周りに流されそうな時。

そんな感情や現実が訪れた時…

自分自身の過去を振り返り、
自分自身の願いを思い出して
叶えたい現実をイメージして
一生懸命に挑戦してみませんか。

人生が良い方向へ進むかも。


【自分に贈る言葉】
とにかく頑張れ!
全力で頑張ってみろ!
本気でチャレンジしてみろ!
限界まで。ほんまの限界まで。

すぐに諦めるな。サボるな。
言い訳の魔人になるんじゃねぇ。

自分の願いに嘘を付くな。
自分の願いに正直に生きようぜ。

やればできる。やればできる。
やればできるんだよ君は。
なら、やってみようぜ。

願いは想うだけでは叶わない。
実際に行動が伴って叶うもの。

あなたの未来に期待しています。



鉄人☆松井一矢

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