つながりの三角形とその威力
組織も社会も、人と人とのつながりでできています。このつながりについては、この20年に定量的に科学的な研究が大きく進歩しました。
我々は特に、人と人との面会を記録できるウエアラブルセンサを2006年に世界に先駆けて開発し、それまで不可能だった「つながりの見える化」を可能にしました。このセンサは名札型をしており、これにより、人と人とのつながりに関する1000万日を越える大量のデータを計測してきました。加えて、幸せや不幸せを定量化する質問紙による調査を行い、幸せな人たちや不幸せな人たちには、つながりにどんな特徴があるのかをデータから解析してきたのです。
人と人とのつながりは、線を描き、線と線がつながり、複雑な網目状の模様を創ります。実は、この模様には、幸せを生み出す大事な特徴があったのです。それが「三角形」です。
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