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貴船菊から秋明菊 八重から一重へ

今日、郷里の京都に戻って散策していると街角に貴船菊が咲いていました。
貴船に縁のある知人にその話をすると、貴船ではもう盛りを過ぎて散り始めているとか。街中と比べると数℃温度が低いですしね。
そんなことから貴船菊と秋明菊に改めて思いを馳せました。
元々は中国原産でかなり古くに日本に帰化したらしい花。その原種に近いものが貴船に多く自生しており、それは小ぶりな紫の八重の花。

貴船菊

貴船では盗掘が酷く、一時は絶滅に近い有様だったようですが、最近は地元の方々が回復に尽力されているとか。山の草花に限らず、盗掘は憎むべき所業ですね。

東京などでは一重の秋明菊を見かけます。人気があるのかその頻度も多いように思います。私も好きな花です。

秋明菊

どうもこの一重の秋明菊の方が、八重の貴船菊から改良を重ねられた園芸種のようです。一重の花から八重の園芸種生み出すことが多いように思うのですが、こちらは逆方向。一重の花を好む私にとっては望ましい。

いずれの種もそれぞれに趣きがあり魅力的。今後も途絶えることなく、心地よい秋の日を彩ってくれることを願います。

秋明菊

そうそう、秋と言えば、萩の花も盛りを迎えていました。

萩の花

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