職場で問題を起こす(起こしていることに気づけない)ヤツ
職場で問題を引き起こす人はどういう人物だろうか。
仕事は大なり小なり組織で動くので、融通が利かず要領を得ないような人物が一人でもいると、職種によっては混迷を招く。仮にもそれが組織のトップでもあろうものなら職場全体の士気低下はダダ下がりだろう。
法人としてはそういった人物をどのように対処しているのだろうか。
私のパートナーがとある有名ドラックストアに2週間ほど前に就いたのだが、そこの責任者とうまくいっていないらしい。
責任者はコミュニケーションを軽視する人物らしく、驚いたのが、レジ打ちを指導する際に30分程度後ろから見せて「こんな感じでやってください」と言ったらしい。当然これだけでは分からないので、後日その責任者に問うと「なんで分からないのですか?」とそっぽを向かれたという。埒が明かないので別の社員に質問すると、分かりやすくガイドしてくれたようだ。
どこにでも不思議な人物はいるのだが、問題なのはこういった人物が「責任者」として配属されている状態にあると思う。
どうやら人材不足が原因で役職を与えられているらしいのだが、畑から見ても不適正な人物を配属し続けるのは疑問でしかない。「人材が足らないから致し方なく」であれば、職場構造自体を変えるという手はないのだろうか。
「仕掛学」という本にはそういった手引きが書かれていたりする。
日本は職能雇用の流動性にとぼしい国なので、エッセンシャルワーカーでもなければ、人手拡充を率先している組織は現代の淘汰圧に打ち勝てないと思う。
個人的にはたらく上(人を扱う上)で一番問題視しているのが「機能的な問題」を抱えている人物だ。例えば「パーソナリティ」や「アスペルガー」などの精神・発達系は面接だけでは捉えにくい。
さきほどの責任者は単にやる気やスキルのなさだけではなく「発達」に問題がありそうな気がする。そしてこの責任者は、”年単位で出張をする立場”として同一店舗にはとどまらない。つまり企業側は(発達的な部分をそれとなく)理解していて「留めてはいけない人物」として適所扱い風にしているのかも知れない。
あくまで個人の推測ではあるが。
適材適所という言葉があるように、向き不向きを人事側がどれだけ把握しているかは職場の生命線になると思う。私なんぞはビジネスにからっきしなので、もし営業や商社などに向けられたら問題児ということになる。
自分にとってしかるべき職場をまずは調べる。それと同じように自分自身を調べることも忘れてはならないなと思う。