#36 より実践的な内容へ 【イングリッシュブートキャンプ】初日の午後
午後のプログラムは
「カットイン」
というテクニックを学びます。
これは相手の話に切り込むことです。
英語でガンガン話をしてくる相手がいたとして、その話の内容を理解できない場合に必要な英語初級者にとって必須の重要テクニックです。
外国人の先生と英語で話すとき
相手の話す内容がわからないまま、わかったふりをしてしまったこと。
私は何度もあります。
なぜか。
いくつか要因はありますが
・相手の話を切ることに抵抗がある(なんだか申し訳ない)
・わからないことを切り出せない(恥ずかしさみないな)
・大声でまくし立てる相手をどうやって止めるかわからない
・単にしゃべるのがおっくうで聞いてる方が楽
といったところでしょうか。
「カットイン」の基本的な考え方は
「言っている意味がわからなかったり、スピードについていけない場合 それを伝えず話しつづけさせることは両者にとって良くない罪な行為」
とのこと。
つまり、相手が一通り喋り終わってから
「ごめん、聞き取れなかった」
「すみません、もう一度言ってください」
と言われたら相手はどう思うだろうか。
「なんだこいつ、わかっているようなフリして」
「もう一度説明しろってのか」
「一体どこからわかってなかったんだ?」
「うそだろ、最初からわかってなかったのか、すぐに言ってくれればよかったのに・・・」
という誰も得をしない状況を作り出してしまうのです。
だから、カットイン。
切り込め、切り込んでいけ!
カットインのポイントは
・アクションをしろ(手を上げる、表情でアピールする)
・相手の息継ぎの瞬間をねらえ
・恐れるな!
ということでトレーナーを相手に練習です。
トレーナーはものすごいスピードでしゃべってきます。
まあそれはすごい迫力です。
こっちの気持ちなんておかまいなしに、気持ちよさそうにしゃべります。
そこにカットインします。
言っている内容がわからなくなった時点で、極力早い段階でのカットインが求められます!
息継ぎの瞬間に
「Hey!」
と言って手をあげて目を見開くと
トレーナーは喋りを止めてくれますが
このとき
小さな声やアクションでは、トップギアに入ったおしゃべりトレーナーを止めることはできません。
このあたりがハードです。
思い切りが大事。
「相手のことを考えるなら、早めのカットイン!」
非常に実践的だと思います。
その後、グループになって仲間を紹介するプログラムがありました。
英語で相手にインタビューして、みんなの前で他己紹介するのです。
私は英語力が最も低かったので、日本人スタッフの若い男の子とペアを組みました。
彼はなるべく簡単な英語で献身的に私をサポートしてくれます。
他のグループの発表を見ていると、なんとなくみんなのレベルがわかって楽しかったですね。
この時点で参加者は、状況にかなり慣れて
・大きな声
・大胆なジェスチャー
・初対面の日本人同士で、英語で話す
という恥ずかしさが薄れてきています。
トレーナーたちのリードありきです。
初対面の人たちと一緒に、外国人指導のもと、長時間英語でしゃべるという非日常的な状況でかなり疲れていましたが・・・
(ここで冷静になったらダメだ)
と思って夜のトレーニングもHOTに突き進みます!