【活動報告】フィリピンの子供たちにバレーボールを教え、靴やボールをプレゼントしてきました。(5年ぶり2度目)
2024年9月1日~8日にかけて、
フィリピンのセブで子供たちにバレーボールを教え、
靴とボールとシャツをプレゼントしてきました。
活動自体は2011年から続けておりまして、
今までスリランカで2回、タイ、ネパールで活動しており、
フィリピンは2019年に活動したので今回が2回目でした。
(いつも休ませてくれる本業の会社の皆さんありがとうございます!!)
また今回の活動は、2020年に友人とバレーボール界への貢献を目的とした法人を立ち上げたので、その事業の一環として訪問してきました。
このブレイボという法人は、
日本ではVリーグでも活躍したトップアスリートを講師として、
全国各地でバレーボール教室を行うことを主力事業としていますが、
海外での活動は主に私一人で行っております。
・活動をはじめたきっかけ
アジアではバレーボールは非常に人気が高く、
近年はハイキューの影響もあってか、競技人口が増え続けています。
しかし、バレーボールは日本ではインドアスポーツですが、
海外だと外でやることが一般的であるものの、
貧しい地域では運動靴を買うお金がなく、裸足でプレーする子も多いです。
その現状を知った私は、
子供たちに靴をプレゼントしようと思い立ちました。
・なぜやっているのか、活動の想い
この活動の想いはシンプルです。
高校生のときに僕は世界選手権のボールボーイをしたことがきっかけで海外に興味を持ち、様々な良い影響をうけました。
おなじ空間で世界トップ選手のプレーに触れるという強烈な原体験をし、
彼らに憧れました。私にとってその時観た選手たちは今でもヒーローです。
私はこの体験したことから思うに、
子供が何よりも成長するのは強烈な原体験。
そして憧れなんじゃないかと思います。
顧問の先生からいろいろと指導されるよりも、
かっこいい先輩に憧れて、
先輩のようになりたくて、
自分なりに考えて一生懸命努力することが子供にとって、
一番成長するのではないかと思います。
皆さんも経験あるんじゃないでしょうか?
子供たちが私と出会ったことで、
バレーをもっと上手くなりたいって思うのでもいいし、
勉強をもっと頑張りたいって思えるような存在になりたい、
そして子供たちに喜びを与えたいという想いから靴をプレゼントしています。
私がやっていることは多くの人を幸せにできることではないし、
自己満だし、多くの子供たちは私のことをすぐ忘れてしまうかもしれないけど、一人でもいいから、私が彼らの心の中に引っかかってくれたら、
私はこの活動をやった意味があるのだと思います。
・どうやってシューズやボールをあつめたのか
ブレイボ主催のバレーボール教室で寄付頂いたものをストックしていたのと、友人からの寄付、SNSを通じた募集を通じて、
合計でシューズは50足、ボールは16個、シャツは30枚程集まりました。
事前に半分ほどは船便で送り、半分は自ら運んでもっていきました。
・現地でなにをやったのか
現地の学校に事前にアポをとり、バレーボール教室を実施しました。
今回は公立の高校2校(マボロ高、イポドロモ校)と
小学校2校(マボロ小、テヘロ小)へ訪問しました。
マボロ小は5年前も訪れたことのある学校で、
事前にメールでのアポは取れなかったのですが、
直接学校に訪問し、校長先生に活動の説明をしたら、快諾頂けました。
・当日のバレーボール教室の流れ
①オリエンテーション
フィリピンは英語が通じるので、まず初めに子どもたちを集め、
事前に用意したスライドを使ってオリエンテーションを実施しました。
子どもたちは何やら日本のバレー選手とバレーボールができたり、
バレーボール用品がもらえるくらいしか分かってないので、
まずはちゃんと説明します。
実際に使ったスライドはこちらです。
②練習
活動について理解してもらったら、さっそくバレーボールです。
事前情報は学校名と参加者しかわからないので、
現地で子供たちのレベルをみて、練習をアレンジしてました。
基本的には
・アンダーパスとオーバーパスの基礎練習
・2メン、3メン等のレシーブ練習
・スパイク練習
をしました。
マボロ小学校は、そこまでレベルが高い学校ではなかったので、
みんなで20回連続レシーブを続ける練習。盛り上がってます。
イポドロモ校は比較的レベルの高い学校でした
③試合
そして、子どもたちと混ざって試合です。
勝ったチームにだけ賞品として靴をあげます、
というオペレーションをしたりしたのでけっこう白熱します。
④靴やボール等の贈呈式
最後に日本から持ってきた靴やバレーボール用品をプレゼントしました。
靴は高価なので、みんな大喜び!
大人たちも欲しいというので、しょうがないのでサイズが合わない靴をあげたりもしました。
ボールは先生たちに預け、チームとして使ってもらうようにしました。
ご協力頂いた皆さん本当にありがとうございました!!
靴をもらってみんなからの感謝の言葉。
この言葉をもらうために活動をしているといっても過言ではありません。
・現地の協力先
今回も前回の活動同様、
学生時代の友人でセブで語学学校を経営するケントさんが全面協力をしてくれました。
実務は日本人マネージャーの片山さん、
学校のスタッフのグライザが行ってくれており、
グライザは学校のリクルーティングや当日の付き添いもしてくれました。
・最後に
ご協力頂いた皆さん、ありがとうございました。
今回も人のやさしさに助けられました。
今後も同様の活動は続けていこうと思いますので、
使ってないシューズやバレーボール用品があれば、
私か団体宛てにお問い合わせ頂けますと幸いです。
また、今後の活動はさらにアップデートしていきたいので、
私以外の日本人プレーヤーを連れて行ったり、
英語の勉強+コーチ留学のような留学プログラムも作っていきたいと考えています。
今までお世話になったバレーボールに少しでも貢献できるよう、
これからも頑張ります。
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