見出し画像

東京に戻ると


蓋の開いた箱に
すとんとはまる感がある

元いた場所
40年住んだ街

しかし
なぜこんなに忙しいのこの街は
カナダ生活の1分が
ここにいると30秒の速さで過ぎていく

やれやれ
やっとnoteにたどり着けた(笑)

たとえばカナダの湖畔の家で
夕方6時半に始まるヨガのオンラインクラス
帰国中も続けているので東京では朝の8時半
セッションの最後に行われるシャバースナは
横になってリラックスするためのものなのに
9時58分の電車に間に合わせるためにと
その日の算段が私の東京頭の中を巡っている

そして今回東京に戻ると驚いたことに
仕事関係の知り合いで
二組が離婚の危機にあり
別のひとり身の彼女は生活に疲れ
彼女たちは決まって堰を切ったように話だし
ああ、止まらない止まらない・・・

やれやれ一体どうなっているのか・・
私はただただ彼女たちの話に耳を傾ける

東京に戻ると
カナダで私の周りにいる友人より
ストレスフルに過ごしている人の割合いが非常に多いと感じてしまう

その点私はお気楽なものだ
かつての悲しみは色々な形に収まって
それらを大切なオルゴールの中に仕舞うことができるようになった
恋しくなったらそのひとつを取り出して
オルゴールの曲が終わるまで
てのひらにのせておく

そのなかのひとつはまだ
少し温かみが残っていたりするのだけれど


さて
日本に戻っているあいだ私は
和スィーツをたくさん食べる
いつだってそうだ

先日は日比谷に用事があった帰りに
ミッドタウンにあるLEXUS MEETS(レクサス ミーツ)のカフェに寄った

もちろん車の展示もあるのだが

和菓子メニューに惹かれて(笑)

五街道団子

お団子と迷った挙句注文したのは

クリームあんみつとコーヒー


白米もお味噌汁も恋しくなることはないのに
断然和菓子が食べたくなる

同じくミッドタウンにある鈴懸の栗蒸しようかんも買って帰る

渋皮付きの栗がごろりと

ストレスフルな状況に置かれている彼女たちの話を聞き終わったら決まって言うことにしていることばがある

大丈夫、きっとなんとかなるから
私も色々あったけれど
なんだか知らないけれどなんとかなったよ

そして
真剣な目を向けて

でも
日本が戦争に巻き込まれたりした場合は
いつでもカナダ湖畔の家に来てくれていいからね

そう言うとどの彼女もにっこり笑うのである

こんなに繊細にストレスを感じて生活している彼女たちなのに
緊迫した世界情勢となると
とってもお気楽なんだよなあ~不思議と

ま、私はというと

鈴懸の栗蒸しようかんがあまりに気に入りすぎて
次はいつ買いに行けるかしらと
考えているところであるのだけれど・・








いいなと思ったら応援しよう!

ながつきかず
日本とカナダの子供たちのために使いたいと思います。