秋告葉
きゅうりの最後の収穫を終えた。
スライシング、マーニー、そしてピクリンの3種類を合わせると50本以上は収穫できただろうか。
採っては食べ採っては食べ、食べ切れない分はピクルス用に待機中である。
急に気温が7℃に落ちて
朝にはヒーターが入っていた。
床がほのかに温かい。
子どもたちの学校が始まりそれぞれに進級して新しい学年を迎えている。
夏休み明けの湖畔は静まり返っている。
湖を見渡せる野菜ガーデンできゅうりを蔓ごと引っこ抜いた。
夏の野菜畑は途端にがらんとする。
あとはいくつかのトマトとバターナッツスクワッシュの色が変わるのを待つだけとなった。
仕事のイベントが終わってホッとしていたら
あらあら
もう夏が行こうとしているではないか
お隣のメープルの木から
葉っぱがひとひら舞い落ちる
気づけば
カナダという大地に初めて足を下ろして
ちょうど10回目の夏であった
遠雷が優しく耳に届いた
日本とカナダの子供たちのために使いたいと思います。