辻 和美

旅と日常。ことばと暮らし。40歳から人生を変えてみました。オフィスいちまるまる代表。クローズした伝説のブログ『ごろ寝発電』少しづつnoteに移行中。

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「やりたいこと」とか「ワクワク」とか、もうどうでもいい。その先。あるいはその前。 サンプルとして生きる。

いままでわたしが「やりたいこと」だと思ってやってきたことって実は少し違ったんじゃないか? 「いのち」って、「生きる」って、そんなヌルい、ちっぽけなこととは違うんじゃないか?? 「やりたいこと」とか「ワクワク」とか、もはやどうでもいい。 遠回りしたのかな? いやいや、道草を食らいまくるのもオツなものよというおはなし。 ※2015年10月23日はてなブログに投稿したものの再投稿です。 ●やり尽くした 今年(※2015年)の3月末ころに呆然としていた時期があった。 「やり

    • 簡単さを受け入れる

      この世界は とてもシンプル。 驚くような簡単さで 全ては動いている。 この世界の本質は とてもシンプル。 私たちは 複雑であることが なにか 賢いように 正解なように 困難の先にしか 得る物はない、 というように 思い込んでいるけれど 実は人生はちょろい。 それに気づいた人たちが 軽々と 現実を創造しているにすぎない。 まずは簡単さを受け入れる。 世界はとてもシンプル。 それゆえに 奥が深く 深淵なのだ。 それゆえに 世界は美しい。 ごろ寝しながら見る こ

      • 「ときめくもの」まで捨てた先。THEエクストリーム断捨離

        先日(※2016年4月)謎の盛り上がりで突然持ち物の断捨離を決行。こんまりさんの片づけ方法で。1つ1つ手にとって「ときめく」「ときめかない」ってチェック。「ときめくものだけ残す」「ときめかないものは捨てる」っていう例のやつ。   で、だんだんやってく内に、何故か「ときめくもの」まで捨ててしまええ!ってロックな自分が登場。ばばーん。で、「ときめくもの」まで捨てるんかい!と思ったら楽しくなっちゃって、笑っちゃってウキウキ。   そしたら案外捨てれる、捨てれる。「ときめく」

        • 【5】未来から風は吹いてくる

          スペインから帰国。その後はすぐに、屋久島→鹿児島→東京→那覇→名護→与論島→石垣島→黒島。(2014.5.27~6.14) 3日ほど大阪の家に居て、すぐに札幌→紋別→興部町→富良野。(2014.6.18~6.26) どんだけ元気なんだ。 旅の前半、私はやたらと「島らっきょう」を夫に送り付けていたらしい。どういう心境だったのだろう。謎だ。 屋久島や沖縄、北海道で、空を見ることを覚えた。移動は今見ると確かに激しいけれど、基本は安宿でゴロゴロしていた。 屋久島に行っても屋

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        • ごろ寝発電 Hyper
          7本

        記事

          【4】安宿と出会いと

          こうしてわたしは青春18きっぷの旅に出た。ローカル電車を乗り継ぐ。大阪→伊東温泉→東京→会津若松→福島→仙台。 宿はどこも3000円くらいのゲストハウスかドミトリー、ホステルと呼ばれる安い宿。初めての体験で新鮮だった。カプセルホテルに泊まったのも初めてだった。 これらの安宿でこれまでの旅行には無かった濃い人々との『出会い』の魅力に触れた。東京のドミでは台湾の若者たちと夜遅くまで酒を飲んだ。 Information is power 情報は力。そう言っていろんな海外旅行に

          【4】安宿と出会いと

          【3】41歳の青春18きっぷ

          人生を変えたい、と強烈に思った日から、会社を辞めるに至るまで8カ月ほど迷っていた。仕事に特に不満もないし、待遇や保証や老後を考えるとなかなか踏み出せない。 結局、2014年3月28日で会社員を辞めて3月31日から旅が始まった。 恐れからせっせと貯めていた金を全部使ってやる。 金が尽きるまで旅をしよう。 夢もやりたいことも特にない。 次の仕事も決めてない。 この先に何があるかは分からない。だけど見てみたい。 41歳の春。冒険の始まり。 青春18きっぷと最小限の荷

          【3】41歳の青春18きっぷ

          【2】会社員を辞める

          まずは会社員を辞める前後から書こうとして、つらつらと思い出していた。 「全部感謝」「いい会社だったな」で、自分の中では完結していたはずだったんだけど・・・。 もう、なんか、怒り心頭すぎて気分が悪い。 こんなに気分が悪いのは久しぶり。 当時「自分は幸せだ」「感謝しかない」と思い込んでいたけれど、実はとってもムカついていたようだ。感情をあるがままに素直に認められるまでに6年かかった、ってことかもしれない。 あの頃は感情を直視するより思考で強引にエセポジティブの方が楽だっ

          【2】会社員を辞める

          【1】停滞の理由

          どうしたことか。 謎の停滞である。 妙に鬱々とする。 こんな時の理由は分かっている。 分かり切っている。 いまの自分に飽きている。 以上。これだけ。次のフェーズに行くとき。 だからこれまでは、「やってみたいけど怖いな」「無理ー」と思うことをやってこれを打開してきた。 会社員を辞めることだったり、ヒッチハイクだったり、一人旅だったり、やったことのない職種にチャレンジしたり、東南アジアの安宿でアリに食われながら寝てみたり。 だけど、もう、怖いこと、このタイプの怖

          【1】停滞の理由

          旅の深みにハマる瞬間。流れに乗る。信じるか、疑うか。

          海外ではよくあることだが、対向車線大きくはみ出してくる車やバイクやいろんなものを避けながらみんな平気で運転している。人もガンガン道路を横切る。当然日本に比べて事故も多いけど、カオスの割りには事故は少ない気もする。街には一定のリズムがあってみんなそのリズムに乗って動いている。    リズムを外すと即死一度びびって立ち止まってしまったことがある。本気で車に轢かれかけた。バイクの兄ちゃんが私を避けて転びかけた。 一定の街のリズムに乗って全てはカオスながら流れている。びびって立

          旅の深みにハマる瞬間。流れに乗る。信じるか、疑うか。

          すべては冥途のみやげ

          ナンダカンダ 叫んだって やりたいこと やるべーき でーす あんたなんだ 次の番は 夢が叶う 来世紀です  なんか、めんどくさいな、と思う出来事がありまして。 チャレンジしない人は他人に対してどんどん不寛容になっていくのだな。 外側の事や人に対して文句が出すぎているときは、攻撃的になりすぎているときは、自分自身への関心がお留守になってます。 だから勇気だしてやりたいことする、って、世界平和への近道なんだよね。 他人に向かうその不満は、その怒りは、実は、自分自身の「本

          すべては冥途のみやげ

          しんだら、温泉

          お盆ですね。今年は帰省しない夏ですが、ご先祖様はこんな最速精霊馬に乗ってガンガン帰ってきてくれているのだと思います。 死んだらどうなるのかな?とか、あまり考えないのですが、今日くらいは。 死んだらどうなるか?誰にも分からないけれど、漫画家の山田玲司先生の絵本、『しんだらおんせん』によると、死んだら温泉に行って、先に死んじゃったみんなと(もちろんペットも!)再会して、懐かしい娑婆の話をしたりして、ゆっくりほっこり温泉であったまって、気が済んだらまたこの世に産まれてくるらしい

          しんだら、温泉

          あなたの心にそっと触れさせて下さい。

          突然にケルトが気になって次に日本の神様が気になって今はアイヌが気になって気になって仕方ない。ケルトとアイヌ。うずまき。   八戸の友人が講師を招いてアイヌ刺繍のワークショップをやるというので行ってみた。(これは2018年2月20日『ごろ寝発電』掲載記事です)ふっちゃんとマーボー。 ふっちゃんはマイ盃を持ち歩き酒を呑み歌を歌う。その歌がすごい。永遠の3歳。無邪気すぎる70歳。ふっちゃんとは翌日もひたすら酒を呑んだ。最強の呑み友達ができて嬉しい。生前葬もお済みになられたとの

          あなたの心にそっと触れさせて下さい。

          わたくし、血迷っておりました。

          意気込み過ぎて、わたくし、血迷っておりました。 昨日のインスタライブはだんなをゲストに迎えた事で期せずして、生で、ライブで、人前で、己の未熟さ・愚かさ、恥ずかしいほどの承認欲求の強さ、すべて一人芝居だった、という事に気づいて認めていく、というドキュメンタリーになってしまいました。変な汗をたくさんかきました。 ※今回は保存しています。途中、電波が悪くて2回に分かれています。 ゲリラライブにも関わらず、お聴き頂いてありがとうございました。コメントも暖かくて、芯を食ってて、う

          わたくし、血迷っておりました。

          ネタになると思ってね、と彼女は笑った。

          確か高校1年の夏、彼女と出会った。その時、ぼんやりとこの屋根裏の隠れ部屋に行ってみたいな、と思った記憶がある。 アムステルダムを旅していた時に、あ、そういえば、と急に思い出してスマホで調べて行ってみた。2重3重の長蛇の列で何時間並んでも入れそうにない。己の毎度のノープランを呪った。ネット予約が基本だと知り、翌日は売り切れで翌々日に空きがあったので予約した。気楽な1人旅でよかった。 基本的に家具などは残っていなかったが、例の屋根裏に続く本棚の隠し回転扉があって、こんな感じだ

          ネタになると思ってね、と彼女は笑った。

          4日目。いきなり道を外れる、の巻

          思えば、太く短く生きてきた。なんというか、ぐわーっとやって、すぐ飽きる、を繰り返してきた。やるぞ!と意気込んて、決めて何一つまともに継続できたことはない。三日坊主なら良い方で数時間坊主もザラにある。 なんか、こう、やるぞ!と意気込むとテンションの上がった分だけ下がるのも早いような気がする。 今まで目標を決めて継続できたことなんて何もない、何もないんだよおおおお!と思っていたら唯一結婚生活は続いている。今年で17年目に突入である。 なんでこんなに結婚生活は続いているのだろ

          4日目。いきなり道を外れる、の巻

          今日も一日でけたしこ

          話し言葉を文字化すると自分でもよく分からなくなる。 方言は特にニュアンス勝負で、文字にしてみると???である。 そんな「今日も一日でけたしこ」。 熊本弁のラジオ体操の最後はこの言葉で締めくくられる。 意味は、「今日も一日できた分だけ」になるのだが、そこが方言の奥深さ。 ここに「うん、それでOK」というニュアンスが入っている。 『超訳』するとこうなる。 今日も一日やるだけやった、あるいは、何もしなかった。ま、どっちにしろできた分だけ、だよね。だってしょうがないじゃ

          今日も一日でけたしこ