Linuxのススメ
C101PAをご紹介してきましたが、そもそも普段のPC環境がどんなものなのか?ご紹介しながら、古くなってしまったPCの再利用方法をおすすめします。
1.私のPC環境
私は現在3つパソコンを所有しています。
①ASUS Chromebook Flip C101PA(主にブラウジング)
②Macbook Air Mid2012 11.6inch(主に写真と動画編集)
③Gateway タワー型PC(ほぼ使わない)
元々、③のWindowsが入ったPCをずっと使っていました。
ハードディスクはSSDにしましたし、メモリも8GBまで増設しています。
2009年に購入したように思いますが、当時の最新スペック一歩手前くらいのパワーを持っているため現在もマシンパワーが必要な場合には、このPCを使っています。そんなことはほぼないので、置物みたいなものですが(笑)
②がいまのメインPCです。
2018年に兄から壊れたものを譲ってもらい、不良部分を自分で取り替えて使っています。ちなみにMac OSではなくLinuxのUbuntuというディストリビューションを使っています。
今回は、このLinuxってなんぞや?を紐解いて、もっと身近に感じてもらえたらと思います。更には「ちょっと使ってみようかな」なんて思ってもらえたならば嬉しい限りです。
①これは前回、前々回で語ってきたので詳細割愛しますが、このブログ更新のメインPCです。
2.Chromebookじゃダメなの?
写真編集、動画編集をしたいなら内蔵ストレージが大容量のものを選ばないとダメだと思います。
編集のたびに内蔵ストレージへデータを移し、内蔵ストレージで処理した後は外部ストレージに移す根気があるなら64GBもあればいいと思います。長時間の4K動画とかだと話は別ですが。
そんなの面倒くさい!って人は256GB以上を選んだ方が幸せかと思います。
ついでにCPUパワーもある程度は考慮が必要。
それ以外ではChromebookで十分に事足ります。
私もいまは普段使いの9割がC101PAですし。
軽くて小さくてバッテリー長持ちしてタイピングもちゃんと出来て最高。
写真の編集をしたいとき以外はMacbook Airを引っ張り出しません。
簡単に用途をまとめなおすと、
①普段使いはChromebook(Chrome OS)
②ローカルストレージをしっかり使うならMacbook Air(LunuxはUbuntu)
③Windowsでないと動かないアプリ、マシンパワーが必要なときだけWindows
です。
これはChromebookの性格によるものですが、そもそもローカルストレージで作業をすることが本筋で考えられていないのですね。
ですから、写真編集や動画編集などといった作業に関していえば、LinuxやWindowsのほうが得意とする部分なのだと思います。
3.LinuxはほぼWindows
語弊が多分にあるのですが、すなわち普段の用途ではLinuxでほとんどのことが出来ます。Windowsじゃないと動かないアプリ(Officeとか)に依存しないのならば、本当に困ることがありません。私の場合は、
・ブラウジング ⇛ Google Chrome
・写真の編集 ⇛ Rawtherapeeという無料アプリ
・動画の編集 ⇛ kdenliveという無料アプリ
で賄っています。ていうか用途めっちゃ限られてんな・・・
そもそもLinuxはオープンソースです。
オープンソースとは、ソースコードを無償で開放しており、それらを自由に利用・改変することが可能なことを指します。より良いものを、みんなの力で発展させようという精神のもとで作られ、開放されています。
ちなみにChrome OSとAndroidはLinuxから作られています。
Google Chromeも、Chromiumというオープンソースから生まれています。
4.古いパソコンを快適に再利用しよう
Linuxはシンプルだと言われています。
それは、Windowsのようにオールインワンで、普段は使わない機能がてんこ盛りになっているわけではないからです。
まるでWindowsやAndroidのようにリッチな画面表示から始まるLinuxもありますが、まさにハッカーのように文字しか出てこないLinuxもあります。
どちらかといえばLinuxは「必要な機能を、必要なだけ後付する」ものかなと解釈しています。
そのため、最新スペックでなければ快適に利用できないなどということはありません。押入れに眠っている一昔前のPCでも、きちんと動くPCへ生まれ変わらせることが可能です。
オススメしたいのは、LinuxならばダントツでUbuntuです。
世界で最も使われている無償のOSです。
※いまはManjaro Linuxや、Linux Mintも同列に人気なようです
もしChromebookに興味があるのだけれど、いちいち買いたくないんだよな〜って方はCloudreadyを使ってみてください。ちゃんとした会社がChromium OSから開発しており、Chrome OSとほぼ違いはありません。
法人は有料となっていますが、個人用は無料で使うことが出来ます。
5.まとめ
急にマニアックになってしまったかもしれません。
また、Windowsを捨ててまでLinuxを使う気にはならないかもしれません。
それでいいと思います。
しかし、本記事に書いたとおり、私は2012年のMacBook Airを現役で使っています。これはひとえにLinux(Ubuntu)が軽快かつリッチで、触って楽しいものだからだと思っています。
押入れに眠っている古いPCがあれば、インストールしてみては如何でしょうか。
次回はこれらLinuxの概要とインストールについて触れてみたいと思います。
では。