海外で暮らすとお金が貯まるのか。
私は海外生活をするようになって、お金が貯まったと思います。正確に言うと、無駄遣いがなくなりました。
海外暮らしはお金が貯まる
コンビニでの買い物
特に大きいのはコンビニの存在。私の住むジャカルタにもコンビニがあります。ローカル系のお店だけでなく、ローソン、ファミマ、サークルKなど、日本でお馴染みのコンビニもあり、そのようなお店は、日本っぽい商品を置いています。
しかし!!
やはり日本国内のコンビニと比べると違います。
海外在住者あるあるのひとつが、一時帰国のコンビニでテンション上がる、というもの。
なんでも揃いすぎていて、日本のコンビニに行くと「あ、これ便利そうだから買っておこう!」とか「新商品が出てる!」とか、買うつもりのなかった物を買ってしまいます。
ジャカルタのコンビニでも、ティッシュや電池などの消耗品、ジュースやパン、お菓子などの食料品。日本と同じように色々揃っています。ただ、なんと言うか、購買意欲を刺激する何かが足りないのです。
日本の商品のパッケージや陳列の仕方は、非常に考えられているのだと思います。
また、コンビニでも24時間営業している店は少ないので、仕事終わりにふらっと立ち寄ると言うことがありません。
ということで、海外で暮らすようになって、コンビニでの無駄遣いがなくなりました。
服を買わなくなった
私、服を買うのが好きでした。が、こちらも海外で暮らすようになってから、服を買うことがめっきり少なくなりました。
日本にいると、もちろん四季があって、季節ごとに服装が変わります。新しい服を買っても数ヶ月着ると、衣替えによって、タンスの中に眠らせることになります。1年後、また季節が巡ってきて以前買った服を出してくると、なんだか古い服という感じがして、新しい物が欲しくなってしまいます。このようにして、ジャケットが3枚、4枚とどんどん増えてしまうのです。
私がこの10年住んでいるのは、常夏の国です。衣替えがないので、1年中同じ服を着ています。もちろん新しい服が欲しいなと思って、お店に見に行くのですが、服を買い替えるタイミングというのが見当たりません。「衣替え」という文化が、新しい服を買わせていたのです。
金利が非常によい
給与はインドネシア・ルピアで、銀行に振り込まれます。インドネシアの銀行は金利がとてもいいです。普通預金でも2〜3%、定期預金にすると5%を超えることもあります。
物凄い大金を預けている訳ではないですが、金利だけで数回飲みに行ける程度のお金になります。
日本に帰ったとき、ATMでお金を預けようとしたら手数料を数百円取られたことがあります。
なぜ銀行にお金を預けるのに手数料を取られるんだと憤った記憶があります。預けてやっているんだから寧ろ手数料をよこせと思いました。
インドネシアのATMは、全く手数料はかかりません。
海外暮らしはお金が貯まらない
投資ができない
最近、投資に興味があります。積立NISAなんていうのもよく聞くようになりました。しかし、海外在住者は、日本国内の証券口座を持てません。海外在住者向けのものもあるようですが、情報が少なく、まだ手を出せていません。
ちなみに日本国内に住民票がないと、年金の支払い義務がないので、年金の支払いをしていません。今のところ日本に帰る予定もないので、老後の資金はすべて自分で準備しないといけません。
虫歯治療費が高い
年金に入っていないのと同様に、国民健康保険にも加入していません。つまり日本国内の病院にかかろうと思うと医療費を全額負担しなければいけません。
海外では、会社がかけてくれている医療保険で病院に行っています。ただ、この保険もすべてを賄える訳ではありません。
歯医者は完全にすべて自己負担です。私はシンガポールで、虫歯を2本ほど治療しました。虫歯1本あたりの治療費は10万円ほどです。
結論
私の場合、海外で暮らすようになって確実に無駄遣いが減りました。
一方で、将来の資金は自身で準備しないといけないし、医療面での金銭的な不安というのは少なからずあります。
もしもの時の資金を蓄えつつ、将来に備えたいと思います。
ちなみに我々夫婦の資産は、日本円と外貨が半分ずつ。円高や円安での一喜一憂はしますが、為替変動によって、大損するということもないかと思います。このようなリスク分散も必要ですね。
かず