Walk in Her Shoes
3月8日は「国際女性デー」。
もともとは1908年3月8日、アメリカ・ニューヨークで、女性の参政権や労働条件の改善を求めてデモが起こったことから始まります。
日本でも女性が初めて参政権を行使したのは、ほんの70年前。
「投票権」なんて今では当たり前ですが、命がけで女性の先輩たちが戦ってくれたおかげなんです。
だから投票に行かないなんて、もったいない!
「特に票を入れたい人がいない」のであれば、白紙で意思表示する方法だってあるんですから。
と、まあ政治の話は置いといて、わたしには毎年「国際女性デー」から始めていることがあるんです。
それが、国際協力NGO「CARE」が実施している
『Walk in Her Shoes』
というチャリティイベントです。
かつては日本も助けられてた
この「CARE」という団体ですが、戦後のヨーロッパに緊急支援物資を送るために、アメリカの22の市民団体が協力したことが始まりでした。
ヨーロッパに復興の目途が立つようになるとアジアに、中でも戦禍の最もひどかった日本を最初に支援してくれるようになります。
戦災孤児や戦争で夫を亡くした未亡人などへ救済物資が届けられた他、学校給食用に脱脂粉乳が、国会図書館や大学などの教育機関等に医学書および科学書が寄贈されました。
草の根レベルの活動にもかかわらず、1948年より8年にわたった日本への支援金額は、290万ドル、1,000万人の日本人が支援を受けたといわれています。
人の愛って素晴らしいですね(大泣)
現在の日本は 最高に 豊かで 恵まれた 国ですが、一方、21世紀はまだまだ野蛮な時代のようで、過酷な環境に生きている方々もたくさんいるわけです。
この恵まれた環境にいることに感謝すると同時に、この感謝を「活動」という形でペイフォワードしていきたいものです。
お金以外でできること
このCARE主催の「Walk in Her Shoes」は、歩くことで途上国の女性と女子を支援するチャリティウォーク。
毎日、水をくみに何時間も歩いて行かなければならない、発展途上国の女性や女の子。
そのために学校へ行けなかったり、まともな仕事につけなかったり。
そんな彼女たちの身になって、同じ歩数(一日の平均が約8,000歩)歩いてみよう、というただ歩くだけの国際協力なのです(参加費は必要)。
(「walk in ~’s shoes(~の立場になってみる)」という英語の慣用句と、実際に歩くイベントという、ダブルミーニング。このネーミングのセンスの良さ!)
同じ8,000歩といっても、わたしたちは重い水を担ぎつづけて健康を害するわけではなく、水汲みの行き帰りの間に、精神的、性的な危険に遭う可能性のある彼女たちとはわけが違います。
会社帰りに遠回りして、風薫る夕方の日比谷公園を歩いてみたり、ランチを早めに切り上げて、春の日差しを浴びながら散歩したり。
舗装された平らな道を、安全に歩くという当たり前のことも、本当はとっても貴重でありがたいことなんですよー。
自分にできることからはじめよう
3/8から5/31まで、毎日歩いた歩数をWeb上で報告すると(なんと正直ベース!)、500 歩につき 1 円がスポンサー企業から寄付されるというWalk in Her Shoes。
ただ歩くだけ、というシンプルさや、5/31には一年で一番体重が減っている、という嬉しい副産物もあり、毎年参加しています。
チャリティでわたしが大事にしているのは「楽しんで参加できるかどうか」。
ちなみに、3・11の東日本大震災の時は、芸人さんたちが企画したフリーマーケットで、ベッキーが愛用していたバッグをゲットしました☺
自分が楽しむことが、他の誰かの幸せにつながるなら、これほど豊かなことってありませんよね。
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