どうする、どうする家康

どうするかな。

鎌倉殿が観たくてTVを買った。日曜20時を50週も空けるのはキツかったので、アマプラもNHKオンデマンドも入った。だから観ようと思えば、観れる(実際鎌倉は今全部振返り中)。
どうする。

合戦のシーンはどうしても同じ見た目になりがち。鎧兜で顔面は隠れるし、死に物狂いで武器を振るから所作もあまり代わり映えしない。今作は時代を考えても、合戦は多くなるだろうなあ。
家康の生涯自体も、もういろんなメディアで掃いて捨てるほどやってきたから、今さら意外も何もない。大河ならではの、「展開の分かりきった話を面白く描く」がキモになるのは間違いない。

大河の家康は西田敏行(功名が辻、2006年)がよかった。「秀吉が、死んだ」の短いセリフと後に続く泣くとも笑うとも言えない呆けた表情。これが演技かと教えられるとともに、大河ドラマは残さないといけないと思わされた。次点は松方弘樹(天地人、2009年)だけど、いずれもどっしりと構えて最後に笑う狸親父・家康だった。
今作は違う。悩み苦しみ、都度選択を迫られる弱虫家康だ。近年の大河家康では十分に描かれてこなかった。信康切腹、三方が原、関ケ原・小早川への撃ち掛けあたりが最大の見所になるはず。関ケ原はたぶん次の冬まで待つことになっちゃう。
それまで松潤の大根に付き合うのか。

俳優・松本潤は嫌いじゃないのよ。ただ、時代劇の声の出し方じゃないのよ。まだ「元信」だから幼くやってるのなら、桶狭間の終わった次回からが本領ということか。
さて、どうする。

鎌倉のティモンデイがよかったので、今作のはなこも楽しみ。一話から味があったし、松潤よりいいかもしんない。


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