KazuMEZ

後輩に唆されて始めてみました。何をどう書くか、のんびり考えておきます。

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最近の記事

高校生合同演武・研鑽会

桜が咲いてるらしい。いまのところ、春らしさは鼻水の量くらいしか確認していない。 雨の感じや晴れた日の陽気は春の気配か。 演武見てきた。三年ぶりの開催、入退場はみんなグダグダ。演武慣れしてない感じがそこかしこに感じられる。 とはいえ、一年間関わってきた子たちの上達には目を見張る。細部の粗さはいくらでも指摘できるが、それよりも上手く見せられるようになったこと、立ち振舞いが凛としてきたことに拍手。彼らのレベルを嫌みなしで上手いと言えるようになったのは、年をとったってことなんでしょ

    • キョウフはなぜ入り身投げができないのか

      京府大の一回生から、「その場で止まって投げるヤツ」と「腰をぶつけるように後方に投げるヤツ」はどう違うのか、そもそも違うのか。みたいな問いをいただいた。 たぶん呼吸投げと側方入り身投げに関する問いだと思うけど、本人も途中から何を聞いているのか分からなくなってきたみたいなので回答は保留に。 京府大の投げ技稽古と私の受けは何かと相性が悪い。こちらはそのまま進めてくれればいいように受けを取っておこうと思っているときでも、彼らの鋭敏なセンサーは微細な違和感を見逃せず、「誤答」と結論付

      • 時効についての、ちょっと気になる投稿について

        とある有名人の、メディア起用についていくつかの気になる投稿があった。どちらかの陣営に肩入れするのではなく、法解釈の問題として一言言いたい。 賠償請求に応じず10年が徒過したことで請求権が時効消滅したことの「合法性」と、強制性行から10年間訴追されなかった犯人の「合法性」を並べて議論している投稿が気になった。「時効」という同じワードが見られるため並列的に考えたくなるのは理解するが、時効によって消滅するのは何か、まで踏み込んでほしい。 後者は思考実験なので後者から。後者は「国

        • 合気道は役に立つのか、と聞かれた。

          立つんじゃないですか。 とりあえず、私のこれまでの出会いの半分近くと、あと生き甲斐と目標は合気道の功績に違いないと思う。 質問者の問いかけは、半身での応対は、いわゆる「払い」「薙ぎ」のような横軸方向の攻撃に応じられないのではないか、と続く。 約するに、「実戦で」役に立つのかということか。 揚げ足を取るようで申し訳ないが、対手はルール無用の何でもありに対して、こちらは合気道の概念枠組みのなかでしか応対できないという世界観で実戦での適合性を見極めるというのは、思考実験としても

          稽古録0128

          寒い日の日誌はいつも書き出しが同じだった。今年はあまり気温が下がらない日が続いていたのでもっと稽古できればよかったなーと思っていたら、稽古予定入れた途端。 前回の大手前稽古で、時間を持て余してしまったので、ちょっと3時間分イメージしてから向かう。腰投げの練習の練習とかいいかな、とぼんやり描いていたら、参拝から任されてしまった。受け身を少し丁寧にしゃべって準備運動に変え、身体を温める意味で体の変更から後ろ受けの技いくつか。入り身投げに変えたところで先生にスイッチして、入り身投

          稽古録0128

          読了記 ~後悔先に立たず、学びはいつも遅れて~

          西川美和『永い言い訳』文春文庫、2016年 死別した妻への、悔恨の回顧。失うまでは疑わなかった「これでいい」、時間をかけながら後悔として少しずつ認識に変わっていく。そのとき通り過ぎた一瞬に比して、再び認識に上り自覚するまでの時間のなんと大きなことよ。 ぼくも多分泣けない。6歳のときの祖父の死はわんわん泣いた。通夜はうまいもんが食えていろんな人が出入りするから、こどもながらに心躍らせていたけど、告別式から焼き場へ移動するときに全部が現実になって、泣いた。23歳のときに祖父と

          読了記 ~後悔先に立たず、学びはいつも遅れて~

          読中記。もうすぐまた読了記が書けそうななか、悲劇的な思いつきをしてしまった。 一冊の本を読み始めてから読み切るまでの間に、何冊新しい本を買うかを数えたら、きっと己の愚かさを呪うだろう。

          読中記。もうすぐまた読了記が書けそうななか、悲劇的な思いつきをしてしまった。 一冊の本を読み始めてから読み切るまでの間に、何冊新しい本を買うかを数えたら、きっと己の愚かさを呪うだろう。

          学としての法律、業としての法律

          大学・大学院の恩師との会食。勤め人になったことで、先生に「教える」ことができた。先生と出会って、たぶん初めて、「等量」のお喋りができたんじゃないかな。 検討課題について、興味深い情報交換ができたので備忘録を残す。 弁護士を使う身の上になった。 先生にお願いをする、ということではなく(ビジネスの関係性ではそういうことにしているが)、こちらが弁護士を使役するという見方が染み付いてきている。 ついには、高校の後輩が弁護士を目指していると聞いて、「仕事に困ったら事案を回してあげる

          学としての法律、業としての法律

          読了記 ~早送りで読めるトレンドレポート~

          稲田豊史『映画を早送りで観る人たち ファスト映画・ネタバレ——コンテンツ消費の現在形』光文社新書、2022年04月 大晦日に借りて読みだした本。けっこう気になってたのでいい時期に紹介してもらったと思います。この本の貸し借り、定期的にやりたいです。 サブタイトルを素直に受け取ってトレンドレポートとして読み取れば勉強になることが多かった。体験をベースとしたアンケート調査がエビデンスなので、トレンドとして位置付けるのも慎重にすべきとも思うが、実感とも合うのでそこはスルー。背景の深

          読了記 ~早送りで読めるトレンドレポート~

          稽古始め

          本業=武道家(笑)としてますので、仕事始めかもしれません。今年も愉快に稽古できますように。 仕事を抜け出して稽古するって素晴らしい。現宅に越してきて一番恩恵を感じる瞬間です。在宅勤務もあまり後押しされなくなってきましたが、社員のパフォーマンスを最大化するためには余暇へのアクセス性も考慮したほうがいいという好例になっていきたい。 12月23日に昇級審査で稽古を納めて1月10日に同じ場所で稽古始めになりました。ホントは25日にもう一軒稽古に行こうと思っていたのですがスケジュー

          稽古始め

          どうする、どうする家康

          どうするかな。 鎌倉殿が観たくてTVを買った。日曜20時を50週も空けるのはキツかったので、アマプラもNHKオンデマンドも入った。だから観ようと思えば、観れる(実際鎌倉は今全部振返り中)。 どうする。 合戦のシーンはどうしても同じ見た目になりがち。鎧兜で顔面は隠れるし、死に物狂いで武器を振るから所作もあまり代わり映えしない。今作は時代を考えても、合戦は多くなるだろうなあ。 家康の生涯自体も、もういろんなメディアで掃いて捨てるほどやってきたから、今さら意外も何もない。大河な

          どうする、どうする家康