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「ポメラ日記10日目(ウィズポメラ企画に参加しました)」
「公園ポメラ、隣町篇」
・今日もまた懲りずに公園で文章を打ってみることにした。人目が気になる問題は相変わらずあるし、近場の公園は大体回ってみたので、橋を渡って隣町まで来てみた。まだ一度もやってきたことのないところで文章を打っている。街中にある公園なので、日陰もあるし、コンビニや自販機、公衆トイレまであった。ベンチも綺麗とまでは言えないけど、普通に座れるベンチがあって中々気に入ったところだ。何より、知っているひとがひとりもいないところで文章を書けるのは、かなり気分がいい。一時的なよそ者であることはある意味ラクだ。
もしかして昔の人が旅をしたのはこういう理由があったのかもしれないなと思う。同じところにいたままでは人間関係のしがらみがある。そういう場のしがらみから離れたところで、はじめて自由は謳歌できるものなのかもしれない。
ほんとうは河川敷で執筆してやろうと考えていたのだけど、思いのほかいい公園が見つかったのでよかった。河川敷のスポットはまた今度探ろうと思っている。
僕みたいに周りの目が気になってしまう方は、一回だまされたと思ってポメラや本を持って隣町の見知らぬ公園に行ってみてください。ちょっと歩くけどいい運動になるし、知り合いに会うことも(たぶん)ありません。旅の恥は掻き捨て、いや、書き捨て。書いている間に恥ずかしさみたいなものは不思議と消えていった。
「ウィズポメラ企画の連絡が来た」
・いつもポメラの情報を紹介されているポメラDM200_bot(@DM200_bot)さんから連絡が来た。「#ウィズポメラ」という企画で、ポメラユーザーのポメラ写真を紹介するというのが主なテーマ。僕も応募した。特設サイトが完成したようなので、興味のある方は見に行ってみることをおすすめします。
僕は写真フォルダに偶然残していた過去のポメラ画像と企画用に取った写真をアップしている。ポメラ好きの方はまた次回の企画があれば参加してみてはいかがでしょう。抽選で当選した方の朗読作品もあり。とってもいいお声で8分間があっという間でした。僕もいつ朗読されても恥ずかしくない作品が書けるように頑張りたいと思います。ポメラニアン(ポメラユーザー)にとってはいいお祭りでした。
【ポメラ昔話①】この写真は僕の持ってるポメラ写真で一番古いやつです。キーボードしか映ってませんがこれはDM100の頃のキーボードになります。僕にとっては初代機で当時はブログの執筆に使ってました。この頃からタイピングするだけで楽しかった。 pic.twitter.com/Wgsrt22iZl
— kazumawords (@kazumawords) August 19, 2022
(※僕のTwitterアカウント(@kazumawords)でウィズポメラ企画に投稿した写真のエピソードについて語っています。)
「これからの創作の展望」
・十日前、短編小説「君は花束を忘れた」のnoteへの投稿が完了した。いままでの作品のなかでは読まれている方だと思う。Twitterでは黙殺されているけれど、きっとTLにいるひとはコアな文学通ばかりだろうから、そういうひとに読んでもらえるような文章というのは中々難しい。そもそも素人の書いたものを読まないというひとも多いだろう。改めて文学賞を目指した方がよいのだろうかと悩んでもいる。僕はもう少し自分の身の振り方を考えた方がよいのかもしれない。
いまのところはアルバイトみたいな形でライターの仕事を請け負っている。その仕事が終わってから、会社から請け負う形とはべつに、個人としてライティングの案件をやっていこうと思っている。本業のライターの作業をこなしながら、ネット古本屋の「一馬書房」でちょっとしたお小遣いを稼いだり、ブログやnoteを地道に育てていく方針でいまのところはやっている。どうしても身の立つ瀬がなくなれば、学生の頃にやっていた清掃の仕事に就こうかと考えたりする。
いくつになっても僕はふらふらとしているが、こういう人間だから仕方ないなと半ば諦めている。いまは目の前にある文章をタイプし続けることしか僕にはできない。そうやって僕はこれからも悪あがきのようなもの書きを続けていくと思う。
短編小説をこの二年間で七つ作った。まだ作品として認められることはほとんどないけれど、書くことは僕にとってやめられない行為だ。だいたい三、四ヶ月に二万字程度の作品を書くリズムをつかんだ。 一つの季節に一つの物語を作った。
小説が何か、なんてずっとわからないままだけど、とりあえず書いてみるしかないんじゃないって思っている。今日で短編の公開から十日が経ち、そろそろ一区切りができたので、また新しい小説を書いていきます。二年ぶりに短編の公募に出せるようにやっていけたらいいな。
書きはじめて十年が経ったけど、まだきちんと読者に届けられているかは分からない。それでも読まれることで少しずつ距離は詰めているように感じられる。十年で足りないなら、もう十年やればいい。それでも足りないならその先の十年もまたやればいいかと思う。文章を書くことはずっと続けられる趣味だから。それでもいつか筆を置く日は来るので、そのときまでに僕は何かを書き残しておくことができるだろうか。僕が消える頃に文章だけが残ればいいって書きはじめた頃から思っている。そのほかのことは僕には手が届きそうもないものごとだったから。
今日はここでおしまい。またね。
2022/08/19 23:32
kazuma
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