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vol.6 新入生ガイダンス

Headstart

私が入学したWinchester大学は、9月19日(月)から新学期になります。
その前週にはいわゆる新入生ガイダンス「Headstart」が開催されます。
自分に関係があるものに自分でスケジュールを組んで参加するというもの。
重要なのは複数開催されているので、スケジュールが組みやすい

なので、キャンパスは新入生で溢れています。
英国の大学らしく、学生の肌の色が様々。
見た感じですが、アフリカ系2割、インド系2割、アジア系1割、残りがヨーロッパでしょうか。
ヨーロッパは英国を中心に全土から来ているようです。
ガイダンスで隣になった教育学専攻の女子学生はフランス人でした。

ガイダンスの内容は、学内システムの使い方、図書館利用について、学生団体からの紹介等など。
また、特徴的だったのが、学生のメンタルヘルスやwell-beingについてのガイダンスが豊富なこと。
世界各地から一人でやってくる学生が多いので、異国という状況に加えて、大学生という新しい立場になることで、精神的に疲れ、落ち込む学生も少なくないそう。
それを、全学あげてサポートしている。
あと、宗教に関するものも。
Chapelで語り合うものや、イスラムの学生のためのガイダンスなど。
これらのガイダンスはほぼ全て職員スタッフと大学生スタッフによるもの。
職員は、事務というより専門家がかなり多い印象。
教員はほぼいない。
メンタルヘルスではカウンセラー、図書館では司書、IT関連ではそのエキスパートなど。
また、「Student Union」という学生団体が、ボランティアやサークル活動を仕切っている。これらはみんな大学生スタッフがガイダンス。

素晴らしい学生スタッフのサポート

このガイダンス週間は、キャンパス内の至るところに(といっても狭いキャンパスなので5,6か所程度)、目立つ黄色のテントと黄色のパーカーを着た学生スタッフが、新入生の様々な質問に的確に対応している。
その中でも、何度も顔を合わせたのが、バングラデシュ・ダッカ出身のジョナ。サイバーセキュリティ―を専攻しているとのこと。
私が日本人と知ると「日本にはすごく恩を感じている」とのこと。インフラ整備のことらしい。
また、中には日本人の学生スタッフも。
ちぃさんは舞台演劇専攻。なんと同郷だったこともあり、それから色々と大学のことや町のことを教えてもらっている。

足腰鍛えられる

Winchester大学は総学生数が7,000名ほどで、英国の大学にしては、非常に小さい。
キャンパスも1つに凝縮されていて徒歩で移動可能。それはそれで便利。
しかし、坂!
Winchesterは坂の多いまち。
大学も斜面地に立っているため、上り下りがひと苦労。
ただでさえ、寮から大学までほぼずっと上り坂で約3,000歩。
日本での通勤は自家用車だったので、ジョギング以外に歩数を稼ぐことはなかったのに。特にコロナ禍では。
これは1年間でかなり鍛えられるなと思う次第。

※写真はWinchester大学キャンパスマップ。平面に見えるところに騙されてはいけない(笑)

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