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『DRAWING ドローイング 点・線・面からチューブへ』鈴木ヒラク|あることについて極限まで向き合うこと

視録的運動のブックレビューシリーズ。デザインやクリエイティブ、ブランディング、アートなどに関する本で、読んで勉強になったものを共有していきます。


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『DRAWING ドローイング 点・線・面からチューブへ』は、鈴木ヒラクさんというアーティストが「ドローイング」について書いた本です。デザインやアートとなると、「点」や「線」や「面」をテーマにしたものは過去にも読んだことがあるしよく見かけるのですが、「チューブ」という言葉に惹かれて書いました。

「ドローイング」について書いた本、という紹介の仕方をしましたが、より抽象の領域にまで考察や見解の幅が広げられているので、アートをしていなくても、デザインに興味がなくても、あらゆる事柄に紐づけて読むことができるのではないか、と思います。

生きているということは、空間と時間に線を生成していることだ。ドローイングしているということなのである。

本書より

この解釈の幅で話が進みます。

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925字

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