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『白』 / 余白・空白
さいきんは、『白』についてよく考える。余白、空白、『白』いということは、何を意味するのか。僕がいるサッカーというゲームの世界では、「時間」と「空間」が大きな意味を持っていて、もちろんその両者にも『白』が存在し、考えれば考えるほど、わからなくなってくる。ゲームの場合少し厄介で、それは「優と劣」が「勝と負」によって可視化されるために、「表現したいこと(やりたいこと)」は、ある意味別次元で評価されなければならないからである。僕がやっている監督という役割は、全体の構造をつくることだけれど、実際にゲームをプレーするのは選手たちであり、いくら脳内で「表現したいこと(やりたいこと)」が確立されていたとしても、選手にうまく伝えることができなければ、無価値となる。そこに、『白』という概念が非常に重要なのではないか、と考えている。
単に幾何学的に単調なスタイリングに固執したり、意識的に無口を装ってみてもうまくは行かない。空白やエンプティネスの運用には、やはり修練と経験が不可欠である。シンプル・単純ではなく、機能する空白を使わなくてはならない。自在なイマジネーションを招き入れる潜在力そのものが意のままにプランニングできれば完璧だ。『白』原研哉 より
僕には、『白』を機能させるための修練と経験が、圧倒的に足りていない。天才でもない限り、28歳の若さでその域に達することはできないとは思うものの、事実として、天才ではないから、圧倒的に足りていない。
サッカーというゲームで考えると、
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