
「ブレーキレス」な映像がもたらす「シームレス」なコミュニケーション
ハンブルグの自転車ブランド「BRAKELESS CYCLING」の映像作品ですが、1秒目で感じるダイナミックさとスリリングな感情に街の(私たちに近い存在の)ロケーションが合わさると、タウンユースの自転車が突如競技レベルにまで昇華されて、いやはや実はこの自転車はガッツリ競技として用いられている(競技として自転車を漕いでいる人の:この表現あっているか分かりません)ブランドなのか、的に追加情報の連鎖が一気に頭の中で発生します。
スポーツでしか成し得ない表現を探求することはどう考えたって我々には必要なわけですけれども、この映像が優れている点は、スポーツ、なんだったら自転車、なんだったらロードとタウンとの垣根を越えているブランドにしか成し得ない映像だから、と言えます。
スポーツの唯一性は、「ONコート」と「OFFコート」があることで、そこにこそスポーツのクリエイティブ製作の醍醐味があり、考慮しなければならない点です。例えばサッカーにこの自転車の映像を変換して考えると
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視録的運動(シロクテキウンドウ)
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