
『"イケてる"ブランドの条件』/Onのクリエイティブと手法
<イケてる>という言葉を定義しようとすると非常に難しいですが、世の中にある、数々の「イケてんなあおいっ」と思うブランドやスポーツクラブを見ていると、ある条件が思い浮かびます。
ブランディングをしたり、クリエイティブ制作をする上で<イケてる>という"感じ"をつくるのは、それはそれは大切なように思います。
「かっこいい」や「かわいい」は個人の判断に委ねられるところがありますが、<イケてる>は少し違うように思います。ポイントは、個人個人が思う<イケてる>はそれぞれだったとしても、"集団が思う"<イケてる>には説得力がある、ということ。つまり<イケてる>を集めればいい、そうすれば<イケてる>感じが出てくる可能性がある。
1つの<イケてる>は不正確なので、多数の<イケてる>によってどんどん武装をしていきます。違う言い方をすると<イケてる>(と思われている)と感じさせればいい、ということです(回りくどいで有名です)。
売り上げ(ブランドの経済的な大きさ)や、有名人やセレブリティなどを使ったインフルエンサーマーケティング以外に、人に「イケてると思われる」にはどんな方法があるのか。
今回はランニングブランド「On」を例に #視録的運動 していきたいと思います。
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視録的運動(シロクテキウンドウ)
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