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視録的運動(シロクテキウンドウ)

スポーツのストーリーテリング記録運動。スポーツ領域のブランディングやデザイン、写真や映像、ストーリーテリングなどを考察するWebマガジンです。 powered by vennn
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2024年4月の記事一覧

『AはBの存在によって意味を持つ』カメラとランナーの間にあらゆる障害物が通ること

技名:「説明しすぎない言い過ぎない伝えすぎない」はいつ使えるのか?

しっかり説明した方がいいのか、それとも意図的に説明を省いて興味をそそらせる方がいいのか・・・簡単に伝えた方がいいのか、複雑なものは複雑なまま伝えた方がいいのか?も同じ種類の議論に思いますが(まず二元論で考えることの是非は一旦置いておきます)、今日はそういう話です。 それってケースバイケースですよね?とひろゆきみたいなやつに言われてしえば終了なんですが、UVU®︎のポップアップ告知のクリエイティブがなぜ"成立"しうるのかを考えてみることは有意義なのではないかと思います。 な

アスリートには"素材"がある——。『マイナースポーツの心得』

SNSを利用したスポーツのStorytellingや、アスリートのBrandingに関して、危機感をもって必要としているのは、日本でいうメジャースポーツの野球やサッカーではなく、それ以外のマイナースポーツであると言えると思います。 日本の場合、野球やサッカーなどのプロ選手は、自身のアスリートキャリアに対するStorytellingあるいはBrandingに対して「斜に構えている」印象がありますが、マイナースポーツを行うアスリートにとって、それは「アスリートキャリアの一部」で

『なぜ超一流アスリートはジョーダンの真似をしないのか?』大谷翔平とマイケル・ジョーダンとタイガー・ウッズ

俺らの大谷翔平と、スポーツブランドのNew Balanceが発表したパーソナルロゴ(大谷翔平シグネチャーロゴ)について、どうなんだ?と考察欲が止まらないので吐き出してみたいと思います。 前提の整理まず大前提として「大谷翔平だから何したって(どんなロゴ作ったって)どっちにしろ大谷翔平」という意味不明なことを言いたいと思いますが、つまり何したって注目は集められると思うので、「(純粋に)ブランディングが成功しているのか」を検証するのは結構難しいと思う、ということです。 大谷翔平