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仕事と育児の両立。そして、息子は不登校に。その②~エネルギー~
前回の記事を書かせていただき、皆様から多くのリアクションをいただきました。
本当にありがとうございます。
続き?なのか分からないけど、続きを書いてみます。
子供の本格不登校が始まった2023年5月。小学校1年生のGW明け。
その初日、私はテレワーク、妻は出社だったので、本来は私が子供を学校に連れていく予定だった(登校時だけ付き添いで)。
が、息子は学校に行きたくない!と、どうしても折れない。
ん~どうしたものか・・・
そもそも、保育園時代から、実は結構行き渋りはあって、早お迎えやお休みなどをした日もある。
行き渋りの理由は、先生が怖いから、器楽練習が嫌だから、給食で残すと無理やり食べさせられるからなどなど・・・
そんな息子のSOSに、保育園の先生といろいろ話をし、息子は繊細だから・・・と可能な限りの配慮をお願いしてきた。
今思えば、頑張って保育園に行っていたことで、息子のエネルギーはどんどんゼロに近づいていたんだろう。。。
小学校のGW明けの話に戻ると・・・
その日は、息子に「今日は仕方ないから休むけど、明日は絶対行くこと。そうしないと、パパもママも明日は会社だからね。おいていくよ」と厳しい口調で、言ってしまったのを今でも覚えている。
息子は泣きながら、「分かった」と。
あの時は何も分かっていなかった。息子のエネルギーはすでにゼロだった事。
そして、学校に行かない=この子の為にならないと思っていた。学校には行くべきであると思っていた。
しかも、次の日はさすがにいくだろうと思っていた。
結果・・・
その日を境に、まったく学校には行かなくなった。
正直、その時期は会社との調整や妻との話し合い、子供との話、学校との話、いろいろありすぎて細かく覚えていない・・・
とにかく色々いっぱいいっぱいだったと思う。
少なくとも、しばらくは息子のことをめちゃくちゃ傷つけたと思う。
息子のことを、わがままな子と何度も思ったと思う。
なんでいかないんだろう?少しでも行けばまた行けるようになるはず。と思っていたと思う。
自己肯定力を高めてあげる子育て。
多様な個性を認めてあげる子育て。
実践してきたつもりが、全然できてなかった。
むしろ、「べき、ねば」の狭い価値観を、子どもに色々押し付けていた。
押し付けるたびに、息子のエネルギーが少しずつ削られてることに気づいてなかった。
多少嫌なことでも頑張ることが本人のためと思っていた。
まず取り組んだのが、自分改革。
「べきねば」が強すぎる。これを変えないと。
これはもちろん子供のためであり、不登校がきっかけであるけれど、自分の生きづらさも変えてくれるはず。
自分の子供時代の記憶をたどると、自分は何でもそんなに苦労せずできた記憶しか残っていない。食事、歯磨き、お風呂、お出かけ、保育園、学校。
親から「~しなさい」と言われて、ある程度素直にそれを受けれていたはず。良くも悪くも何も考えていなかった。親の言いなりに動いていた。
一方、自分とは違い、親の言うことを素直には聞かない我が息子。
不登校は、息子からの贈り物でありメッセージ。
「パパ、そのままじゃだめだよ。べきねばに囚れてたら、生きにくいよ。人の顔色ばかりうかがって、人が喜ぶように生きてもいいことないよ。」
というわけで、子供の不登校がきっかけで、自分自身を変える事への長い長い挑戦が始まった!
続く。
今度は、幼少期の自分の経験が子供に与える影響について書いてみたいと思っています(変わるかもしれませんが…)