WorldChain(ワールドチェーン)の概要をサクッと理解する

まずはじめに

2024年4月18日にWorldCoin(ワールドコイン)から、OptimismのL2構築ソリューションOp Stackを使用して、独自L2チェーン「WorldChain(ワールドチェーン)」をリリースすることが発表されました。

Introducing World Chain

WorldChainのすごいこと

1. 人とBotが区別され、人の行動(Tx)が優先される

World Id(WorldCoinが提供しているID基盤)を用いることで、そのアドレスが人かBotどうかを判断することができます。そのため人の行動(Tx)を優先し、Botの行動(Tx)を抑制することができます。

2. ガス代としてETHとWLDを使用することができる

L2としてガス代は一般的にETHを使用しますが、WorldChainでは、WLDもガス代として使用することができます。WLDはWorldCoinにより定期的に受け取ることができるためストレスなくで始めることができます。

なぜOptimism Mainnetから移動するのか？

元々WorldCoinは、Optimism Mainnetを使用していました。しかし、あまりにWorldCoinが利用されてしまったことで、Optimism Mainnet全体の44%のtxをWorldCoinが占める状態になりました。

今後さらに大きくなる可能性を秘めている以上、専用チェーンを作る必要が出てきたため、今回WorldChainを作るに至ったようです。

より詳しい技術解説は以下を参考にしてください。

Finding a scalable home for Worldcoin

著者はWorldChainの可能性を信じています。

私は、人とBotを区別するID基盤を持つWorldCoinが作り出す、WorldChainの可能性を信じています。開発者として、このチェーンの上で新しい可能性を模索するプロダクトを開発していきます。