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LIKE MINDED PEOPLE

 LIKE MINDED PEOPLE。
僕の大好きな言葉で、日本語にすると「"似た"志や知力、価値観を持つ仲間」が妥当だろうか。今回は、そんな彼と共に働いていた時のお話。

満足度の最大化という共通認識

 その頃、彼はシェフで僕はサービスパーソンとして働いていた。共に過ごす時間も長く、週に3〜4日は仕事後に夜食を食べに行っていた。真夜中のデニーズでパンケーキをアホほど食べたり、明け方月が出てるのに太陽のトマト麺を食べに行ったり、今でも良い思い出だ。

 そんな僕たち2人は、とにかく人に喜んでもらう事が好きだった。そして、美味しい料理を作る事も、タイムリーで良いサービスをする事も、お客さんに喜んでもらうためのツールだと思っていた。

ツールを組み合わせ、お客さんの満足度を最大化する事を大切にしていた。

お客さんに「心から良い時間だった」と思っていただくためには、ただ美味しいものを作ってもダメだ。

一皿の料理をとっても、味、見た目、価格、量、皿の温度、食べやすさ、出てくるタイミングなど、満足度を左右する要素はとても多い。

また、料理やドリンク以外の要素の影響も実はとても大きい。表情、使う言葉、話をするタイミング、着ているもの、会話の内容、コミュニティの形成(お客さん同士を繋ぐ、あるいはお客さんとスタッフが繋がることで、その人の居場所を作ることを指す)、気遣い、サプライズ。お客さんの心を満たしていく要素は沢山あり、それらを絶妙なタイミングで組み合わせ、提供する事が「心からの良い時間」を生む。

尊敬も信頼もあるが意見は言う

 互いの関係性も良かったが、考えが違う事も多々あった。そして、その都度意見をぶつけ、「どうする事がその時お客さんにとって良かったのか?」をよく話し合った。ここでも、どちらの言っている事が正しいかではなく、「2人の意見を踏まえ、何がお客さんにとってより良いか」が僕たちの共通認識だった。

内容は提供する商品の事はもちろん、なぜあのお客さんの席はあそこを案内したのか、なぜ今その仕事にプライオリティを置いたのか、など多岐にわたった。

 ただ、お互いの意見や判断が違っても言い合いになる事や、険悪なムードになる事は一度もなかった。

それは、「いつどのタイミングで何をどうする事が、そのお客さんにとってベストか?」をお互いが常に念頭においており、満足度の最大化が目的という共通認識を持っていた(LIKE MINDED)からだと思う。

同等な認識能力

 また、僕たちは同じくらいの視野(実際には視覚、聴覚、嗅覚のアンテナの強さと範囲)の広さを持っていた。フロアの状況、店の外を通る人へのアプローチ、オペレーション負荷の度合いなど、お互いが同じレベルで物事を把握していた。

これらが同じレベルで出来ていると、目や首の動き、ジェスチャーのみで、「どこで何をすれば良いか?」がほぼ把握できる。すると、コミュニケーションに無駄な時間がかからない為、浮かせた時間で新たな価値を創り出せる。タイムコストを正しい場所に"投資"する事で、得られるリターンの幅も広がるのである。

LIKE MINDED PEOPLEと働く事

 LIKE MINDEDなチームで仕事をする時、物事の歯車は0に近い摩擦で回る。(低俗なLIKE MINDEDな場合を除く)

あらゆるコストをかける場所やタイミングもスムーズに決まり、コンテンツを生むスピードも早い。そして、質も良い。

そこには勿論、大きなやりがいや素晴らしいチームワークも存在する。

そんなチームは最高だ。

Work with LIKE MINDED PEOPLE.
Teamwork makes the Dream work.


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