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松月院・松宝閣~武蔵千葉氏と高島秋帆

板橋区の寺院・松月院に行ってきました。
平成10年(1998年)から毎年開催されている
『東京文化財ウィーク』の特別文化財公開にて
宝物庫である松宝閣が無料公開(通常は500円)

東京都民だったのにこの事業知らなかった…
来年からはいろいろ観に行くために覚えておこう(;'∀')


松月院概要

松月院は、江戸時代、徳川家康40石の朱印地を寄進された由緒ある寺院です。境内の景観も優雅で、テレビのロケに使われることも。写真映えも抜群です。

また、高島秋帆が日本初の洋式砲術訓練を行ったときの本陣となったことでも知られています。砲身と砲弾を模した高島秋帆顕彰碑は圧巻です。松月院の宝物館である松宝閣(有料)には、板橋区指定有形文化財の「徳川将軍朱印状」や「大堂阿弥陀如来座像」など、貴重な歴史資料が展示されています。

板橋観光協会ホームページより



展示品 松月院・周辺地域関連

達磨大師図


釈迦涅槃図


御朱印帳箱


家康公朱印状


家光公朱印状


展示品 歴史・武蔵千葉氏関連

開基・千葉自胤の遺品その他

 寺院に寄進をして菩提寺とした人を開基と呼びます。千葉自胤は、恒武平氏につながる千葉氏の一族です。鎌倉時代から室町時代にわたり、現在の千葉県を中心にして上総・下総一帯に大きな勢力を持ちましたが、香取郡の志摩城で破れ、市川市の市川城でも足立成氏に追われました。関東管領の上杉氏の援けで赤塚城に入った千葉自胤は、次第にその勢力を回復して、下総・上総を手中に収めました。
 これを武蔵千葉氏と言い、小田原の北条氏が滅亡する天正十八年(1590)まで続きました。


千葉自胤公・御内室の御位牌


千葉自胤手文庫


千葉氏寄進状


山岡鐡舟一行書


展示品 高島秋帆関連

高島秋帆肖像画/川原慶賀

高島秋帆といえば徳丸ヶ原での砲術訓練が有名ですが
実際に滞在したのはたった2日間だったそうです。

それが地名(高島平)にもなってしまうのだから
後世に与えた影響は大きかったのでしょうね。


高島秋帆脇差


徳丸原演砲御見分之図/伊村榮以

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