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世の中は変えられなくても

今日は練習した後に、森の中に入ってみたくて笑
植物園に行ったけれど、閉まっていたので行ったことのない青葉山の奥地に入れる入り口を見つけたので思いつきで行ってみた。
秋になって樹々の色は色とりどりになって変化している。

今、アメリカに行くためのVISAの更新(移民法がややこしくなりそう)や来年のプロジェクトなどのことなどなどを考えていたら頭がいっぱいになって
一度森の中で深呼吸をしに行った。
熊注意の看板があったので、背後を気にしつつ入り口近くでゆっくり座ってみた。

仙台の街中からすぐの場所なのに、こんな本格的なトレッキングのコースがあるところ知らなくて初めて来た。仙台は、青葉城周辺が最近変わってきて地下鉄も通って公園やお店などができてきた。
今まではふらりと来ても、この周辺にはお店など何もなかったから今も人ど通りは少ないけれど、この辺りの自然がもっと仙台の魅力だと見直されていったら良いのになと思う。すごく気持ちの良い場所。人がいないのもまあ良いのかもしれないけれど。
植物園はコロナ以降、イノシシなどの野生動物が活発化しているそうで行ける場所が限定公開になってる。こんなに街に近くて熊がいたりイノシシやカモシカも出るというのは、なかなかすごいと思う。

人は自然ともっと繋がるべきだと思う。

仙台のような街は駅周辺がやたら開発されてそちらばかりが注目されている。その辺りのお店は東京と変わらないチェーン店ばかり。
この街の良さはそこに見つけることができない。
もっと豊かな川や山と、そこでできることに目を向けたい。
これからの仙台でのタップのレッスンもそのような繋がりを考えられたらもっと独自で豊かな活動に繋がりそうな気がしている。考えると楽しみだけど、なかなかそういった新しいここみを実現することも難しい。

宮城県の女川では、震災以降はじめて原発が再稼働をしようとしている。
この間、再稼働してすぐにトラブルが発見されて停止したらしい。

あの震災を経て誰が東北に原発を求めるだろう。

震災をきっかけに出会った人たちがいる。
あの震災を経て、同じような気持ちの人たちが集まった。
ある意味では、震災を境に意識の変革が起きたという気がする。
それだけ大きな出来事だったと思う。

それでも、なかなか10数年を経て、状況は良い方向へと変わったとは思えない。あの時も、福島の事故があり、もう原発を止めようという行進にタップの生徒さん達と共に歩きませんか?という誘いがあり、みんなに声をかけたところ『タップのレッスンに政治を持ち込まないでほしい』という意見があり、実現しなかったことがあった。

何か状況が良くなれば良いと願うことは、政治的なアクションでもないし、対立を好んでいるわけではない。ごくごく人として自然な願いであると思う。ただ、そういった声はなかなか届かないどころか、レッテルを貼られてしまうことも少なくない。

ただ、思うことはそういった声をあげて、何かを変えることができなくても、その意見や価値観を伝え合って、繋がっていくことは大切なことだと思う。それは自分自身の学びであって、誰かを変えていくことではないのかもしれないとも思う。世の中が動いていく方向は、どうやっても止めることはできないかもしれない。そこに身を任せていくことも、それぞれの考え方だと思う。

でも、少ない人数だとしても、アイデアについて語ったり、自分の感情を表現することができたなら、少なくとも自分の中に変化を感じられるかもしれない。
世の中は変えられなくても、自分から変わっていけばいい。

日々の見える世界。出会う人々。

自分が望む価値観。

それを日々創造していけたら、
小さな光を見つけることができると信じてる。

それは日常の音、色、言葉、
あらゆるものから見つけることができる。


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