Profiter de Stage
春休みほどではないけれど長い夏休み。
とはいえ我が家、すぐ旅の予定を入れてしまうので、子供たちがとくに予定のない期間は限られてしまったのですが。
異国で過ごす長期休みなんて今後そうそうないかもしれないので、子供達にもなにか体験させたいな~とずっと考えていました。
年始の一時帰国のバタバタでイースター期間は申し込みに出遅れてしまい。結果長すぎる春休み、子供たちの有り余るパワーに私がやられ、怒るのにも嫌気がさし、毎日夕方になると1杯のワインとともに兄弟喧嘩の声をBGMに寝室にひとり引きこもり夫の帰りを待つという全員が不幸な状況に。(そのせいで、パパは週に何度かいつも以上に地獄へお帰りなさいだったはず笑 夫よ春休みのみならずいつもごめんねー)
日本でも我が家は放課後&長期休みは民間学堂にお世話になっていたので今回の夏休みはこちらでいうStage(スタージュ)に通わせることにしました。
こちらのスタージュ、ざっくり分けるとコミューン(居住区)主催のものと民間が経営しているものがあり、だいたいどこも1週間単位での申し込みになっています。
ここで選択を迫られるのが言語。公用語が多言語のベルギー、さらに入り乱れるブリュッセル。
なんなら英語がマイナー。
・コミューン主催:フランス語かオランダ語(住んでる地区によってさらに偏りアリ)ほぼ。ただし利用料金は民間と比較して安い。
・民間主催:アクティビティの選択肢が多く、スポーツ系アート系サイエンス系(プログラミング、演劇、料理もあった)とさまざま。言語はフランス語、オランダ語はもちろん、英語も選択肢として入ってくる。料金はざっと見積もってコミューンの利用料金の1.5倍くらいとお高め。
あとは私は詳しく調べていないのですがインターナショナルスクール主催のとこも英語スタージュあるとか。
我が家の子供たち、日本人学校で長男は英語(5コマ/週)、次男はフランス語と英語(仏4コマ/週,英1コマ/週)通常授業として組み込まれており(低学年は英語+仏蘭どちらか選択、中学年以降は英仏蘭語のどれか1つ選択)、習い事ととして週に1回英語の個人レッスンをかなりゆる~くやっているだけの状況。なのでほぼ話せません笑
今回は、終日のコース。
半日フランス語でアクティビティ(これはフランス語かオランダ語しかなし)+半日英語授業を行ってくれるスタージュを選択しました。
このStageに行かせる目的として(母の精神衛生を保つ&彼らの有り余る体力を発散させる)、外国語の習得という観点では正直ほとんど期待しておらず。
言葉が全く通じない&親がいない環境下で自分の力で小さなことでも乗り越え、自分なりに居場所をみつけその日をサバイブ(というと大袈裟かもだけど子供たちにとってはややおおごと)する体験をしてほしいというのが母的には最大主旨でした。
こちらでの日常生活において、英語やフランス語で言えるフレーズや、地元の方々と話す機会があっても、私や夫と一緒だと子供たちは、自らに向けられた言葉であってもモジモジして親のほうをチラリと見ては代わりに自分の意思を伝えてもらほしいとどうしても甘えてくる。仕方がないのですが。
なので、本人たちの希望も聞くことなくとりあえず放り込んでみました。
自宅からは少し遠かったのですが、CLLという語学学校主催のスタージュのサマースクールへ。
週単位での申し込みのため、1週間は年齢ごとにほぼ同じメンバーで過ごすよう。
母的には運よく?我が子たち以外に日本語を喋るキッズがいないタームでした。
送迎時に見た感じ、人種は様々。
午前中はCLLが委託してる外部業者がアクティビティを取り仕切っていて、我が子たちはミックスゲームというコースを選択。(というか2人同じ時間割で選択できるのがそれしかなかった)
行く前はサッカーじゃないことに兄弟ともブーブー文句を言っていましたが、結果サッカー含む毎日違うスポーツをそれぞれのクラスで思いっきり楽しんでいました。
他にはバスケ、ホッケー、アメフト、野球、雨の日は屋内でドッジボールなどをしたようです。
ランチタイムを挟んで午後からはCLL主体のサマースクールとなるようで、講議棟に移動して90分×2コマ英語授業が行われていました。
年齢×語学レベルを軽く考慮したクラス分けになっており、授業内容は割とラフな感じ。小2の次男は英語でゲームや簡単な受け答え、小4の長男は先生が決めたテーマ(自然、スポーツ、街なんか)に沿って文章読んだり、答えを発表したりしたり、ロールプレイングしたりしたそうです。
二人とも一度も行き渋ったりすることなく、予想以上に毎日楽しく通ってくれて夫も私も安心&逞しい我が子達に少し感心しました。
授業終わり~1時間半後までにピックアップだったのですが、初日以降は最後まで居たいから一番遅い時間にお迎えに来てと子供たちに言われちゃいました。
ちなみにそれでも体力の有り余る子供達、帰宅後もまだ近くの公園にサッカーしに行きたいと夫に懇願するという。。
持参したお弁当とおやつでは足りず、帰りの道中ではお腹すいた~と大合唱。
お迎え時に私か夫が夕飯までのつなぎとして持っていった食パンをパクパクかじりながらバスに揺られその日のことを興奮気味に話す2人でした。
スタージュからは毎日面白ネタを持ち帰ってきてくれたので、それはまた次回。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?