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内向的だけどリーダーになってしまった!だが実は向いてる件【内向的人間の強さ】

この記事はこんな人におススメ
・内向的なのにリーダーになってしまった
・成果を出すリーダーになりたい
・内向的な人の強みを知りたい

内向的な性格だけど人の上に立っちゃった

ある日いきなりリーダーへの命令が出た!という経験がある人は意外と多いようです。

我々内向的な人間にとってそんなことが起きた日には、不安が押し寄せて頭から離れなくなりますよね。

そしてリーダーといえば、自信満々でガンガン行こうぜみたいなタイプを想像すると思います。

となると、控えめで大人しめな内向的な人間がリーダーに向いていないって思うのも不思議ではないっすよね。

しかし実は内向的ってリーダーに向いてるっていうのが科学の研究で分かっています。

今回は、内向的なリーダーが力を発揮できるのはどんな時かを解説していきます。

内向的なのにリーダーになってしまった人はぜひ参考にしてみてください。

内向的な人はリーダーに向いてる?

内向的な性質がリーダーに向くとはどういうことなのでしょうか?

代表的なものといえば、2011年のペンシルベニア大学のアダムグラント教授のもので、130のピザチェーン店を利用して行ったもの。

まず店長(リーダー)にテストを行って外向性を把握し、従業員(部下)に面会して仕事のやり方とかをチェックして売上を比較したそう。

要するに、リーダーの外向性と部下の性質が結果にどれだけ関係があるか調べたんですよ。で、その結果はというと、

  • 部下が受け身・受動的でリーダーが外向的な場合、売り上げが16%アップ!

  • 部下が積極的・能動的でリーダーが外向的な場合、売り上げが14%アップ!

って感じ。

どうやら部下が積極的に提案や仕事を進んでやる人が多いと、外向的リーダーは裏目に出やすいみたい。

そしてもう一つの研究で、163人を対象にした「10分でTシャツを畳む」ことを競わせる実験では、

  • 複数のチームを作ってもらい、その中のメンバーに積極的か受け身の演者を紛れ込ませる

  • 受け身な演者はリーダーに従うなどの受動的な態度をとった

  • 積極的な演者はリーダーに「もっといい方法がある」と提案した

一つ目の研究と同じような趣旨の研究ですね。で、その結果、

  • 提案を受けるリーダーは外向的より、内向的のほうが20%高かった

  • 提案を受けた内向的リーダーのチームは、外向的リーダーのチームより結果が24%高かった

  • チームメンバーが受け身の時、外向的リーダーのチームは、内向的リーダーのチームより結果が24%高かった

と、これも一個目と同じような結果に。
しかし、この研究ではもう一つ面白い事を調べていて、

  • やる事はTシャツ畳み

  • 半分のチームに外向的リーダーのすばらしさを教える

  • もう半分のチームには内向的リーダーのすばらしさを教える

ってことをしたそう。で、どうなったかというと、

  • 内向的にふるまったリーダーは作業効率が28%アップ

  • 外向的にふるまったリーダーは人の話に耳を貸さず、「怖い」「嫌な感じ」と思われ作業効率が下がった

とのこと。なんでこんなことが起きるかというと、
どうやら内向的な人は、人の話に耳を傾け、地位や権力にこだわりすぎないがために人の助言や提案を受け入れやすいみたい。

その結果、メンバーは認められたと感じてモチベーションアップ、提案を出してもらって上手くいった恩恵を得たリーダーは、またメンバーの助言や提案に耳を貸す。いい無限ループが発生するわけっすね。

確かに「いい方法があるよ」って提案してるのに「このやり方が正しいんだ!それ以外は認めん」って感じより、「そういう案もあるのか。よしやってみよう」っていうリーダーのほうがやる気が出ますわな。

まとめ

ということで、内向的な人なのにリーダーになっちゃった!って人でも内向性はリーダー能力に悪影響がないのでその点では悩む必要はなさそう。

そしてこれは外向的な人はリーダーに向かないぞってことを言ってるのではなく、どっちの性質もうまくやれる方法があるので、それぞれの強みを生かそうぜってことです。

研究でも、「外向型リーダーは、他人を鼓舞する力を使って受動的なメンバーから結果を引き出すのが上手い」と言ってるように大事なのは能力の使い方です。

おススメとしてはまず自分の外向性に適した能力生かしつつ、反対の能力を練習していくのがいいです。そうするとどちらの能力も身に付ける事が出来て幅広く対応することができます

あと、ちょっと待って、自分がどっちの性質か分からないよ!って人にはこちらの記事をおススメしておきます。


参考資料
https://journals.aom.org/doi/abs/10.5465/amj.2011.61968043




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