ドイツの難民・移民施設の子供たちにボール配り 【サッカーは夢の活動】
先日、サッカーは夢の活動で、微力ではありながら、ドイツの難民・移民施設の子供たちにサッカーボール10個を配付することができました。
ドイツは数年前から中東やアフリカ、東ヨーロッパを中心とした難民・移民を受け入れ、国として支援しているということもあり、ドイツ全土に難民・移民施設があります。
今回は、80人以上の子供たちが住んでいるドイツ・ミュンヘンにある難民・移民施設に伺いました。
ちょうど施設を訪れた際に、サッカーをしている子供たちが数名いて、サッカーボールを見ただけで笑顔になる子供たちや親御さんたちがいたので、素直に嬉しかったです。
ドイツの難民・移民施設はどんなところなのか?
※ コロナ禍ということもあり、マスクの着用、ドイツ国内のルール・制限は徹底しています。
施設は、フェンスで括られていて、入り口にセキュリティーの方がいるので、しっかりと厳重管理されています。
コロナ禍という状況で制限がある中でしたが、施設をまとめている管理人の方が協力してくださり、今回は中へ入ることができました。
今回訪れた施設に住んでいる方々は、今もなお内戦が繰り広げられていているシリアやイラクなどから来た難民の方々が多かったです。
なぜドイツの難民・移民施設を選んだのか?
日本にいた頃、当時テレビで流れていた中東やアフリカのニュースを見ていても、遠い世界のように感じていました。
ですが、スペインやドイツに住んでみると、当時テレビで流れていた中東やアフリカのニュースを身近に感じます。
特に、今はEU全体で難民問題ということが多く取り上げられていますし、コロナが重なったことで、ドイツに住む難民・移民の子供たちに少しでも支援できたらと思い、今回の行動に至りました。
今回感じたこと
僕はこれまで「日本」「スペイン」「アルゼンチン」「ドイツ」と4ヵ国でサッカーをし、実際に現地で生活してきた中で、世界中にはたくさんの人種、文化や言語、宗教、政治、考え方があることを見てきました。
なので、改めてたくさんの境遇の人が世界にはいるということを感じました。
先進国である日本は、インフラが整っていて、治安もよく、義務教育も無料で受けられるので、発展途上国と比べると、ある程度の幸せを自分で選択することができます。
しかし、17歳から19歳までの2年間住んだアルゼンチンでは、先進国の日本とはまったく違う環境がありました。
扉がついていない公共の電車・バスが普通に走っていたり、アスファルトで整備されていない道路、管理されていないゴミまみれの川や空き地、無法地帯(スラム街)があったり、僕が実際に住んでいた地域では、暗くなってから1人で外を歩くだけで命に関わります。
アルゼンチンでは、学校に行けない子供たちも多く、働くことを余儀なくされている子供たちもたくさんいます。
そんな日本では考えられない現実をアルゼンチンにいた2年間で突き詰められました。
もちろん、日本が完璧だと言っているわけではなく、日本には日本の社会問題や課題がたくさんあり、多くの方が満足できていないのも事実です。
しかし、世界から見ると、先進国である日本は豊かな国として見られていることを知りました。
そんなアルゼンチンは、社会情勢関係なしにサッカーの情熱で溢れている”サッカー大国”ということもあり、サッカーが大きな意味を持つ国や地域があることを実感するきっかけになりました。
実際に世界では、人種、文化、言語関係なしに、サッカーのルールは同じです。
このような実体験から世界中でサッカーを通じた活動をしていきたいという思いにつながっています。
今回は、ドイツにある難民・移民施設への訪問でしたが、たくさんの子供たちが喜んでくれたので、素直に嬉しかったです。
今後もサッカーを通じて、少しでも多くの方々の力になれるように活動を続けていきます。
※ コロナ禍ということもあり、マスクの着用、ドイツ国内のルール・制限は徹底しています。
「サッカーは夢」の活動内容
この活動内容は、サッカーを通じて、世界の子供たちを支援することです。
Una pelota cambia el mundo
“ボールひとつが世界を変える”
を活動テーマにしています。
活動への思いやきっかけは、下記の記事で詳しく書いているので、興味がある方はぜひご覧ください。
今後ともよろしくお願いします。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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