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【コラボで生まれた知恵】リリカの知識、そして知恵


理学療法士 × 薬剤師


痛みで悩む方へ

知り合いの薬剤師から聞いた知識と

僕、理学療法士の知識をマッチングさせた情報を

あなたにも役立つ知恵として送ります!!




こんにちは!


セラピスト はっしー です!



痛みで悩む方、特に痺れ関係で悩む方なら

聞いたことがあるかもしれません。


今回は、『リリカ』という薬に関する

あなたにも知っておいてほしい知識と知恵!


目次

1、リリカの効能・効果という知識、そして知恵

2、リリカの副作用という知識、そして知恵

3、リリカの薬物動態といいう知識、そして知恵

4、リリカの代謝・排泄という知識、そして知恵



1、リリカの効能・効果という知識、そして知恵

そもそもリリカは何に効くのか?

リリカは「疼痛治療剤」と記されています!


その疼痛の中でも

「神経障害疼痛」「線維筋痛症に伴う疼痛」に効くといわれています。


その理由は、後に説明していますのでここでは控えます。



ここで実際の現場では、「神経障害疼痛」「線維筋痛症に伴う疼痛」と表記されているからなのか、痺れ関係に悩む方は疾患に限らず、ほとんどの方が処方されている印象があります。


あとでそれに対しての落とし穴も話したいと思います。




どれくらいで効き出すのか?

100mgを飲んだ場合

効き目が最高値に達するのが
ご高齢の方でおよそ1.4時間後
そうでない方でおよそ0.7時間後

その効き目が半減にまで低下するのが
ご高齢の方でおよそ6.3時間後
そうでない方でおよそ5.7時間後

つまり、

飲んでその場でスグに効く薬ではない!

と言うことですね^ ^


2、リリカの副作用という知識、そして知恵

副作用は腎臓系に多いそうです!
なぜ腎臓系に多いのかは、『代謝・排泄』の部分で説明しています。

下に載せた図に関しては、4つの疾患をピックアップして臨床データとして集めているものがあるので、紹介します!

その疾患4つとは、
・帯状疱疹後神経痛
・糖尿病性末梢神経障害に伴う疼痛
・脊髄損傷後疼痛
・線維筋痛症


他も副作用はリリカの場合たくさんあります!


ここで!

疑問を持たれる方は鋭いです!

なぜ、

上記の4つの疾患をピックアップしたのか?


それは、

ほとんどの臨床研究データが、上記の4つの疾患だったからです!

言い方を変えると、

上記の4つの疾患以外には研究データとして

ほとんどないということです!

つまり、それ以外はどのような効き方をするのかはっきりと実証されていないのです!


それなのに、作用機序が神経に効くということなのか

痛みや痺れ = リリカ

みたいなイメージも付いています!


もちろん医者は全てを精査し診察した上で処方されています。

けれども、実際に臨床の現場では、

リリカを服用しているのに、

「あまり効いていないけど、お医者さんに出してもらっているものだから飲まないといけない」

「効いてるのかどうかわからない」


など、僕が担当させていただく患者様のほとんどが

効き目を感じていないのです。

ちなみに上記の4つの疾患以外の疾患で処方され続けていた患者様でした。


これは、多くの整体師も情報として発信しています!



リリカを飲んでいるあなたは、このようなことはありませんか?





3、リリカの薬物動態といいう知識、そして知恵



人の痛みは、神経を伝って脳まで届きます。
その神経は1本ではなく、何本もあり、
伝言ゲームのようにドンドン
情報を伝えていきます。

その伝言ゲームの中で
神経同士で情報を伝える時に
『カルシウムイオン』が関与してきます。

このカルシウムイオンが、神経同士の情報伝達を円滑に進められるように働いてくれています。

しかし、その情報伝達は円滑に進められるのはいいことなのですが、痛みの情報もスムーズに伝達できるようにも働いてくれます。

ここで、リリカの出番です!

リリカは、その情報伝達

つまり、カルシウムイオンの働きを邪魔してくれます。

そうすると痛みの伝達を鈍くしてくれるので、結果的に痛みを感じにくくしてくれます。


ここで、忘れて欲しくないのは、

「痛みの情報伝達に関与している」ということ!

つまり!

「痛みの本当の原因」に対して効いている薬ではないということ!

その場しのぎの対応なんです!

これは、当たり前のように見えて、ほとんどの人が陥るミスであり、医者もそこまで説明してくれる人も少ないです!

痛み止めはあくまでも痛みを止めるだけ!

痛み止めで痛みを治すのは無理なのです!

もし、治ったのであれば、それは痛みが上手に隠れただけで、何かの拍子にまた顔を出します!



じゃぁどうすればいいのか?

担当の先生に聞いてください!


何を聞くのか?

「私は自分で何をすれば良くなりますか?」

その答えが

「腹筋・背筋を鍛えてください」

「筋トレしてください」

「安静にしてください」

これだけで診察やリハビリが終わるのなら、
さらに先生に原因について問い詰めるか、
その病院もしくは治療院は僕ならやめます!


なぜなら、それらは原因があまりわからない人の決まり文句だからです!



4、リリカの代謝・排泄という知識、そして知恵

リリカは、ほとんど代謝を受けません

つまり、

食べ物みたいに消化されて栄養分になって吸収されずに尿として出てくるそうです。

また、

肝臓で作られる代謝酵素は、たくさんありますが(CYP1A2、CYP2A6などなど)、その酵素に対する阻害も受けないそうです。


尿中の排泄率は83.9〜97.7%とほとんどが体の外に出てきます。


ここからわかることは、

ロキソニンなどの有名な痛み止めだと、肝臓の代謝酵素の影響を受けるので、飲めば飲むほど肝臓に負担がかかります。


しかし、

このリリカの場合は肝臓の代謝酵素の影響をあまり受けないので、肝臓の負担はまだマシかもしれない。

しかし、尿にほとんど成分が出てきているのであれば、話は別!

体の中で尿を作っているのは、腎臓です!

つまり、

リリカを飲み続けると腎臓に負担がかかってくるということ!

リリカの注意事項としても、腎臓に関わることも多く掲載されています。

自分で腎臓の負担がどれだけかかっているかわかる方法がありますが、この記事でははしょります。





さいごに

リリカは、

リハビリスタッフに聞いても

薬剤師に聞いても

看護師に聞いても

痛み(痺れ)に悩む人に聞いても

ほとんどのほとが「あーあれね!」とわかるくらい有名な薬です!

しかし、

その薬を深くまで知っている人はなぜか少ないのが現状です!



記されている効果と現場とのギャップに疑問を持っておられる方が

近くにおられたら、

1度この記事を紹介してください!




痛みに悩む方へ

セラピスト はっしー より

理学療法士 × 薬剤師 の知識と知恵でした^-^







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