【今日の一言まとめ】中国からみるビジネスモデル3選④ 〜最新の投資事情より〜
1、世界各国の旅先でレンタカー手配 旅行に付随する予約も一括代行する「租租車」
海外レンタカー予約サイト「租租車(zuzuche.com)」は最近、シリーズCで「啓明創投(QIMING VENTURE PARTNERS)」から数千万ドル(約数十億円)の資金調達を行った。今回の資金調達で得られた資金は主に研究開発の強化や、海外市場の開拓、海外支社の設立、複数の言語・タイムゾーン・国別の設定に用いられる。
もしかしたら旅の形も変わりそうですね!ただ、現地での安全面などは不安になりますが…
同社はレンタカーを軸に借りるのに必要な免許証・ナビ・通訳・保険を提供していたが、2016年より観光施設・ホテル・レストランの予約・決済も行うようになった。付加価値を切り口に総合旅行サイトとして役割を果たし、ユーザーの現地での活動をサポートすることで新たなマネタイズ方法も確立した。今後はシステム・保証・言語のサポート体制を充実させていく。
近年のトラベルサービスはカスタム化の風潮があると感じます。Uberも宿の提供でなく、現地でのアクティビティもならではのものを提供しています。切り口が“レンタカー”だからこその価値を提供できればいいかなと思いました。
2、工業用品EC「震坤行」が170億円超を調達
工業用品ECプラットフォーム「震坤行工業超市(zkh360.com)」がシリーズDで1億6000万ドル(約173億円)を調達したことが明らかになった。リードインベスターはテンセント、コ・インベスターは「鐘鼎資本(EASTERN BELL CAPITAL)」、「元生資本(GENESIS CAPITAL)」、「君聯資本(LEGEND CAPITAL)」、「経緯中国(Matrix Partners China)」で、「華興資本(China Renaissance)」が財務顧問を務めた。
「震坤行」は製造現場で使用されている補助材料や消耗品をメインに取り扱っているプラットフォームECサイトである。「震坤行」は、この1年間に最先端技術を持っている先進製造者向け商品販売企業と鉱業に従事する企業のとの提携を行なっておりエンドユーザーのさらなる拡大を狙い市場の拡大を狙っている。
サプライチェーンのデジタル化は、ファッション分野でも起きていてさらに効率化・UXの向上を図っていますが、工業用品のデジタル化は市場が大きく今後が期待されています。
3、シニア層にフォーカスした「糖豆」がシリーズCで資金調達 テンセントも参入するシルバー市場が活況へ
「広場舞(広場ダンス)」を楽しむ中年女性向けコンテンツで急成長する中高年向けコミュニティー「糖豆(Tangdou)」がシリーズCで資金を調達したことがわかった。インベスターは、テンセント(騰訊投資)、「紀源資本(GGV Capital)」、「順為資本(Shunwei Capital)」、「IDG資本(IDG Capital)」で、ファイナンシャルアドバイザーは引き続き「泰合資本(TH Capital)」がつとめた。糖豆は今回のラウンドを含め累計1億ドル(約110億円)の調達に成功している。
中国の高齢者ではダンスが流行っているんですね!そこに大きなチャンスを置くのは、日本んではあまり考えずらいですね。
同社はダンス学習ツールを通じて自身のダンス動画をアップできることからインフルエンサーを獲得し市場の98%を獲得することに成功。その後オフ・オンラインの活用・ターゲットに向けコンテンツを充実させた。
「新時代における人口老齢化への積極的対応発展報告2018」によれば、中国のシルバー市場は2020年までに3億7900万元(約62億円)、2050年までには60億元(約990億円)に達する見込み。
この大きな市場に対し同社は収益化に向け、独自の販売チャネルの確立に乗り出す。そのために、インフルエンサーを駆使し同社のイメージをあげオン・オフラインで信頼を勝ち取ろうとしている。
いつも思うんですが、中国の高齢の方はリテラシーが高いですよね!
以上です!すみません少し長かったかもです…明日も引き続きお願いします!
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