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小さな悩み・大きな地球@インド3週目
ハンピという小さな街にいる。フランスなどヨーロッパ系の人には有名な観光地らしく沢山の観光客がいる。とても過ごしやすい場所だ。ただ、観光地がゆえ、色々トラブルもある。
空港について早々
小さな空港について、早速こんなことがあってパニックになった。
※パニックの詳細
— たによし / 本と広告@現在インドニート (@kzk_1228) March 5, 2020
空港着陸→1200ルピーでタクシーの案内→途中で降ろされ「川渡るにはあと1000ルピー」と言われる→川渡らない宿を案内され泊まる→「ガイドもやるよ」とぼったくり価格提示されついて行くことに
抵抗し疲れて結構乗ってしまったけど、ずっと悔しかった。。
こんな感じで、宿のオーナー、途中まで送ってくれたドライバー、新しいドライバー3人の男性に囲まれてまくしたてられた。結局、川を渡るのをやめ、宿のオーナーに言われるがまま近くのゲストハウスに泊まった。休んでいるのもつかの間、宿のオーナーに勧められ観光タクシーも手配してらもうことに。「タクシー1000ルピーだよ」って言ってた新しいドライバーは、後で観光の時にドライバーになった。なるほどグルだったわけか。
もちろん、結論としては「川が渡れない」ということはなく、スイスイみんなボートで渡っていました!ファッ!
憎しみのフィルタ
その後の観光では、正直、あまり楽しめなかった。
半分怒り、半分焦りで、正常な判断が出来なかったのが悔しくてたまらなかったのだ。なんて自分はダサいのだろう。
頭の中をぐるぐると、「なんであのとき冷静になれなかったのか…」「あいつら騙しやがって…」というような気持ちがめぐる。悔しさや憎しみは、世界を灰色に変えてしまう。遺跡の凄さや、ドライバーのお兄さんの丁寧な説明も、なんとなく頭に入ってこない。
絶景が教えてくれるのは
そんな楽しみ方ではあまりに時間がもったいなさすぎたので、途中でこのモヤモヤを思いっきりノートに吐き出してみた。情けなさ過ぎて涙が出てきた(今までのも積み重なって、ね)。でも、「小さな事で迷うより今を楽しもう」という結論になって、吹っ切れた。
そして、ツアーの最後に、崖の上を登って夕日の沈むのを見た。今までで見た景色の中でも一番という位、圧倒的な自然があった。きれいだった。大きな景色の中に、自分の小さな悩みも溶け出していったような感覚だった。
自分を相対化する
とはいえ、いつも絶景を見れるわけじゃないし、悩みを持ったときに誰しも「原点回帰」が必要だ。そんなとき、より大きなものを意識するといいかもしれない。
全然違う文脈だけど、こんなツイートを見た。『ニュータイプの時代』山口さん。
知人に「運が良い」と自負してる人がいて、その理由が「いつも神社やお寺でお祈りしてるから」だって言うんですね。最初は「ハア?」と思ったんですけどこれって真実で、なぜなら「お祈りする時」って「一番大事なもの」を考えるんですね。それを日常的にやってるから優先順位を間違えないわけです。
— 山口周 (@shu_yamaguchi) March 4, 2020
あとは、前の記事でも書いたけど、人の生きてきた背景・価値観に想いをはせること。そうした、大きな存在や背景を意識することはすごく大事な気がする。自分の存在、現在地を常に確認する場所を持っておく。この悩みが自分の生き方とどうつながっているのかを意識する。
僕の場合は、それが圧倒的なハンピの絶景だった。ただ「絶景」はあくまで手段だ。いつでも日常の中に、自分にとって大切なものを意識する時間を持っておくぞ。
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