遺言
『今日には
今日しか気付けないことがあり
今日しか受け取れないメッセージがあり
今日しか伝えられない思いがあるのです。
だから毎日の言葉は「遺言」のようなものです。』
これは僕の師としている女性社長の言葉です。
この言葉に出会ってから、僕は「使う言葉・思う言葉」をとても気をつけるようになりました。
そして、その積み重ねがその人の人柄に心になるのだと思います。
人が自由に使える二つのものがあります。
「時間」あと「意識」です。
その「意識」にも二種類あります。
一つ目は「顕在意識」。
これは、自分自身で自覚があって自由にコントロールできるものです。
二つ目は「潜在意識」です。
これはいわゆる“無意識“と呼ばれるやつです。
僕ら人間は1日に4〜6万回の意思決定をしているらしいのですが、そのうち95%がこの潜在意識がしているんです。
そして、その潜在意識は無意識の名の通り自覚がないんです。
人生の95%は無自覚で創られていて、残りの5%だけが意識的にコントロール出来るものです。
めちゃくちゃ怖いですよね。
「じゃあ、人生なんて変えようがない無理ゲーじゃん」っていう声が聞こえてきそうですよね。安心してください。
人生を変える方法はめちゃくちゃ簡単です。
潜在意識に顕在意識を使って刷り込むだけで良いんです。
“潜在意識は自分自身が思う言葉発する言葉に応じて創られていきます。“
人を妬んだり呪ったり批判したり、無理だと言うような言葉を発していけば思っていけば、その内容が潜在意識に刷り込まれて、人の粗探しをする人格や諦めたりする人格、批判する人格が出来ていき、そう言う人間になってしまいます。
逆に、人を励ましたり応援したり学んだり、出来るというような建設的肯定的な言葉を発していけば、その内容が潜在意識に刷り込まれて、チャンスに気づけたり、前向きな人格だったり、長所を見れる人格が出来ていきます。
前者の人の周りには、当然そう言う人しか集まって来ないので、良い人や素晴らしい出会いは起こりません。そこからは当然良い情報もチャンスも回って来ないので人生は変わりませんし、素敵な人が仮に居たとしてもその人からは離れていきます。
後者の人の周りには、素敵な人や素晴らしい人が集まるので、良い情報やチャンスに恵まれていわゆる自己実現というやつがしやすくなります。
なので、使う言葉や思う言葉が潜在意識に刷り込まれ、表情や態度、行動に現れて、その人そのものになるわけです。
どうせ生きるなら、素敵でかっこよく、人に良い影響を与える生き方をしたい。
どうせ生きるなら、自分の存在が誰かのお役に立って、誰かの幸せや豊かさの創造のきっかけになる生き方がしたい。
どうせ生きるなら、弟達に憧れられる、目指す目標となる人物で在りたい。
どうせ生きるなら、天国の育ててくれたおじいちゃんとおばあちゃん、ひいおばあちゃんが自慢出来るような孫で在りたい。
そう思うので、日々の心遣い言葉遣いを改めて生きよう。そう思うのです。
その瞬間瞬間に発する言葉は遺言そのものです。それならば、すべては無理かも知れないけれど少しでも誰かに元気と寛ぎと希望と勇気を与えるような言葉と心を使っていきたい。
初めから全てをとは行かなくても、そう意識する事は誰でも出来ます。
そして、意識するところから全ては始まるのだと信じています。