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「あなたは恵まれてる!」はそろそろ”メグハラ”認定してもいいのでは?
いつも応援ありがとうございます、いしぴです。
東京の大手企業から京都の小さなベンチャー企業に転職し、100記事投稿チャレンジ中です。
キャリアチェンジのリアルや、挑戦の中で感じたこととかを包み隠さず投稿してます。
同じように泥臭い挑戦をしている知らない誰かの励みになったり、挑戦する人が増えるきっかけになればいいなと思って書いてます。
1~2分でサクッと読める軽い内容でので、気分転換に読んでいただけると嬉しいです。(今回は口悪いです)
■恵まれてるからなんなんだ?
「あなたは恵まれている」
この度、このセリフが”社会に出て年上に言われがちなセリフTOP5”に見事10年連続でランクインしました。知らんけど。
さて、僕はこのセリフ「意味わかんねぇな」ってずっと思っています。
言われるたびに、家に出た時と家にゴキブリを発見した時の「出たよ。。」とほぼ同じぐらいの不愉快指数を叩き出しています。
だからそろそろ、「お前は恵まれている」という発言は”メグハラ”と認定してもいいのでは?と思っています。
■その主張は根本的に間違えている
ここまでこの言葉に納得がいかないのにはワケがあります。
結論、この枕言葉が言われるときはほぼ、その後に続く言葉の中で自分の正しさの証明したいだけだからです。
「あなたは恵まれている」の言葉が使われる状況を考えてみてください。
この後に流れるように過去のエピソードトークに入り、最終的な主張はこうです。
「だからお前は甘えている」
「だからもっと結果が出ないとおかしい」
最終的に、この主張をすることによって
「自分は頑張ったんだ」
「自分のやり方が正しいんだ」
これを言いたいだけであるケースがなんと多いことか。
誤解の無いように言っておくと、僕は今の恵まれた時代を築き上げた先人たちにはめちゃくちゃ敬意を持っています。
そこを否定したいわけではありません。
そこじゃなくて、恵まれていることと、甘えとか結果は関係が無いと思っています。
というか逆に、昔の方が恵まれていたことだって確実にあるはずです。
増えたものもあれば失われたものあるし、それによって形成される価値観、悩み、人間関係、全てが違います。
情報は無かったけど働けば当たり前に給料が上がる時代を生きた人の価値観と、生まれた時から情報に囲まれているけど、働いても給料が上がらない時代を生きている人たちとの価値観は違います。
これが時代が違うということです。
だから「あなたは恵まれている」この主張には意味も価値喪ありません。
■キャリアの場ではなぜか横行する「あなたは恵まれている」論
「お前は恵まれている!街に行けば服屋が沢山あるだろ!なんでもっとお洒落をしないんだ!俺たちの時代はTシャツの色を変えるぐらいでしかオシャレを演出できなかったんだぞ!」
この主張がおかしいことは、何となくわかると思います。
でもなぜか会社とか仕事の場面ではこの手の主張が当たり前のようにされています。
YouTubeでキャリア系の動画を見て以下の類のセリフを数えてみてください。
「今の若い奴は良いよね、俺たちの頃なんてさ……」
「なんで今の子たちってこれ使わないんだろ。私たちの頃なんてさ……」
知らんがな。
そろそろまとめます。
仕事をしていくうえで「あなたは恵まれている」発言は永遠に無くならないし、いつかは僕もそういうことを言い始めてしまうかもしれません。
でも、僕を含めてこの発言は積極的に無くしていきたいと強く思っています。
それが、人の違いを認め合うことの1つの方法だと思うからです。
狂ったように「たよーせー、たよーせー(多様性)」と主張されますが、多様性の実現にはまず”違いを認め合う”ことが不可欠です。
「アナタは恵まれている」発言は、ここから遠ざかる言葉だと思っています。
少しでも多くの人が、働きやすい社会になっていきますように。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。