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Notion×Mermaidで探究学習を強化!視覚化による思考整理術

探究学習において、生徒が主体的に学び、テーマに基づいた分析や情報整理を行うことが重要です。そのために、視覚的に思考を整理する手段として、フローチャートやマインドマップが非常に有効です。特に、NotionとChatGPTの組み合わせを活用することで、効率的かつクリエイティブに学びを進めることができます。この記事では、NotionでMermaidを使ったフローチャートやマインドマップの作成方法をChatGPTを用いて探究学習に役立てる方法を解説します。


1. Mermaidとは?


Mermaidは、シンプルなコード記述でダイアグラムやフローチャートを作成できるオープンソースのツールです。これにより、視覚的な表現を手軽に作成し、情報整理や思考の整理を行うことができます。Notion内では、Mermaidコードブロックを利用することで、フローチャートやマインドマップ、ガントチャート、シーケンスダイアグラムなど様々な図を描画可能です。

探究学習では、テーマのアイデア整理や、学習プロセスの可視化、仮説の構造化に非常に有用なツールです。

2. NotionでMermaidを使うメリット


探究学習では、仮説設定や情報整理、プレゼンテーションなど多くのステップを経るため、複雑な情報を効率的に整理することが求められます。以下の点で、NotionとMermaidの組み合わせが役立ちます。

• シンプルなコードで視覚化が可能:コードを少し書くだけで複雑なフローチャートやマインドマップを作成できるため、素早く情報整理ができます。

• 一貫した情報の管理:Notionは、テキスト、画像、データベースなどの多様なメディアを一つのドキュメント内で扱えるため、作成したチャートを他の情報と一緒にまとめられます。

• 共同作業に強い:探究学習は、個人だけでなく、グループでの協働作業が重要です。Notionでは、リアルタイムで他のメンバーと同時に作業できるため、チーム全体でアイデアを視覚化し、議論を深めることができます。

3. Mermaidの基本的な使い方


まずは、Notion上でMermaidコードブロックを使用する基本的な手順を解説します。

NotionでMermaidを使う手順

1. コードブロックを挿入する:
Notionのページで、「/」をタイプし、「Code」を選択します。次に、コードブロックの言語を「Mermaid」に設定します。

2. Mermaidコードを書き込む:
挿入されたコードブロックに、Mermaidのシンタックスを使ってフローチャートやマインドマップを記述します。

Mermaidフローチャートの基本コード例

以下は、基本的なフローチャートを表すコードです。

graph TD;
 A[仮説設定] --> B[情報収集];
 B --> C[データ分析];
 C --> D[結論];
 D --> E[プレゼンテーション];

このコードでは、仮説設定からプレゼンテーションまでの探究学習の流れをフローチャート化しています。各ノードは四角形で表され、それらが矢印で繋がっているのが特徴です。

Mermaidマインドマップの基本コード例

次に、マインドマップの例を紹介します。マインドマップでは、階層的な情報整理が重要です。

mindmap
 root((探究学習))
   A[仮説設定]
     A1[テーマ選定]
     A2[背景調査]
   B[データ収集]
     B1[アンケート]
     B2[インタビュー]
   C[分析]
     C1[定量分析]
     C2[定性分析]
   D[結論]
     D1[考察]
     D2[発表準備]

この例では、探究学習のテーマやプロセスをマインドマップ形式で整理しています。

4. ChatGPTを活用して効率化する方法

NotionとMermaidを使ったフローチャートやマインドマップの作成をさらに効率化するために、ChatGPTを活用する方法を紹介します。ChatGPTは、Mermaidコードの自動生成やアイデア出しに非常に役立ちます。

ChatGPTでMermaidコードを生成

例えば、ChatGPTに「探究学習の流れをフローチャートにしてほしい」と依頼することで、Mermaidコードを即座に生成できます。その後、そのコードをNotionにコピー&ペーストするだけで視覚化が完了します。

ChatGPTへの依頼例:
「探究学習の流れをフローチャートで視覚化するMermaidコードを作成してください。」

これにより、以下のようなコードが返ってきます。

graph TD;
 A[問題発見] --> B[仮説設定];
 B --> C[情報収集];
 C --> D[データ分析];
 D --> E[結論];
 E --> F[プレゼンテーション];

生成されたコードをNotionに貼り付けるだけで、即座にフローチャートを視覚化できます。

ChatGPTでマインドマップを拡張

ChatGPTは、マインドマップのアイデア出しにも役立ちます。例えば、生徒が探究するテーマに対して、ChatGPTに「○○についてのマインドマップを作成してください」と依頼すれば、Mermaidのコード形式で関連する情報を整理してくれます。

5. 探究学習におけるMermaidの活用事例

探究学習では、フローチャートやマインドマップを使うことで、学習プロセスの可視化やアイデアの整理が容易になります。例えば、以下のような活用が考えられます。

• テーマ設定時:マインドマップを使って、調査すべき項目や仮説を視覚化し、チームで共有。

• 研究の進行管理:フローチャートを使って、各ステップの進捗を整理し、効率よくプロジェクトを進める。

• 発表準備:プレゼンテーションの構成や重要なポイントを整理し、分かりやすく説明するためのツールとして活用。

6. まとめ:探究学習におけるNotionとMermaidの可能性

NotionとMermaidの組み合わせにより、探究学習の視覚化や情報整理が非常に簡単になります。また、ChatGPTを活用することで、複雑なフローチャートやマインドマップの作成を自動化し、時間を節約することができます。このようなデジタルツールの活用は、これからの教育現場でますます重要になるでしょう。

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