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【10分でわかる】恋が芽生えた、まさにその瞬間…この気持ち、なんて言う?【言葉のプロの御技 PART1】

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◆『その気持ち、なんて言う?』NHK「言葉にできない、そんな夜。」制作班


◇紹介書籍

こんばんは、和希です。
それでは本日もさっそく投稿の内容に入っていきましょう。
今週紹介していく書籍はコチラになります。

2023年5月10日に祥伝社さんから発行されました、
NHK「言葉にできない、そんな夜。」制作班さんの、
『その気持ち、なんて言う?』になります。
言葉のプロの本気が凄すぎました。

◇紹介書籍概要

また、本書の概要につきましては、
いつもと同じように、下記に載せておきますので、
もし本書について気になった方は、ぜひ下記をご覧ください。

タイトル 『その気持ち、なんて言う?-プロに学ぶ感情の伝え方』
著者 NHK「言葉にできない、そんな夜。」制作班
価格 1,100円税込
発行日 2023年5月10日 初版第1刷発行
発行者 辻浩明
発行所 祥伝社
装丁者 盛川和洋
印刷所 萩原印刷
製本所 ナショナル製本

『その気持ち、なんて言う?』裏表紙・奥付けから引用

◇本書を選んだ理由

そして、今週の投稿に本書を選んだ理由になりますが、それはコチラになります。

言葉に触れる機会がこれまで以上に多いSNS全盛の今だからこそ、
言葉の持つ本当の表現力をプロの言葉で味わってほしいと感じたからです。

今やSNSというのは、

「この世界を回している歯車の一つ」

といっても全く過言ではないほど、
この世界の中心にその身を置いているツールの一つです。

またそのSNS上では、基本動画や画像といった情報が流れてきますが、
それに必ずといっていいほど付随して流れてくるのが「文字」です。
しかも、その流れてくる文字は一つではありません。
ほぼ必ず複数の文字が連なり「列」を成して、私たちの目に入ってきます。

つまり「言葉」として、私たちの目に入ってきます。

けれど一方最近巷では「活字離れ」というのが騒がれていたりもするようでして、
統計分析研究所の株式会社アイスタットという会社が公表している、
「2022年『活字離れ』に関する調査」という報告では、

なんと調査対象者300名の内、47.3%もの方たちが、
1ヶ月間の読書数は「0冊」という回答をしています。

確かに「読書」というジャンルにおける「活字」だけに絞ってしまえば、
そのような結果になるのかもしれません。

けれど、別に「活字」というのは、
「本の中の字」に限ったことではありません。

横浜市歴史博物館のWebページでは「活字」を次のように解説しています。

金属活字、写植書体やデジタルフォントなど、文字を同一の字形で繰り返し表現するものを「活字」といいます。

横浜市歴史博物館Webページから引用

つまり、先に紹介したSNS上で目にする文字列(=言葉)も、
文字を同一の字形で繰り返し表現している、言い換えれば、
同じフォントなどで何かしらの意味を表現しているのであれば、

それは「活字」なわけです。

そう考えると、このSNS全盛の現代というのは、

誰しもがとんでもない「活字」に触れている時代とも言えるかと思います。

だからこそ考えていきたいのが、

言葉の持つ本当の力です。

特に、日本では「言霊」という考え方が存在するように、
言葉にはあるとき一定の力が宿るとされています。

特に「言葉にしがたい複雑でわだかまった気持ち」を、
ハッキリと言葉にして昇華できたときのあの爽快感というのは、
まさしく言葉に情感という力が宿った「言霊」という考え方が、
ピタリと当てはまるものかと思います。

そして、本書『その気持ち、なんて言う?』では、
さまざまな言葉のプロの方たちが、
その「言葉にしがたい複雑でわだかまった気持ち」に対して、
言説巧みに「言葉」へと昇華している様子が伺え、

また、その昇華された「言葉」というのが、非常に心を揺さぶるものでした。

なので、それはぜひ読者の皆さんと共有したいと思いまして、
今週の投稿では本書『その気持ち、なんて言う?』の中から、
個人的に「これは凄い…」と感じた表現をいくつか抜粋して紹介していきます。

ぜひ、SNS全盛の「活字」に触れまくる今の時代だからこそ、
言葉の持つ本当の表現力を見つめ直していきましょう。

◇この投稿の内容

そして、今回のこのパート1の投稿で紹介していく内容というのが、
本書『その気持ち、なんて言う?』における、
第二章「恋愛の不思議」の内容になります。

本書を選んだ理由のところでも紹介したように、
「言葉にしがたい複雑でわだかまった気持ち」と聞いて、
真っ先に思いつくシチュエーションというのは、

やはり「恋愛」のシチュエーションではないでしょうか。

私も今では20代後半ですが、
血気盛んな10代の頃は、それはそれは多感なお年頃でした。
もちろん、その「多感」の中には、恋愛感情もありまして、

「言葉にしがたい複雑でわだかまった恋愛感情」

みたいなものを抱いていた時期もありました。
そして、これは私だけではなく、読者の方々の多くも、
そのような恋愛感情というのは抱いていたものかと思います。

なので、今回のこのパート1では、
本書『その気持ち、なんて言う?』の第二章「恋愛の不思議」の内容から、
個人的にグッと来た3つの言葉を選んで紹介してきます。

もし、私と同じで、すでに青春時代が過ぎ去ってしまったという方は、
ぜひ一緒にあの甘酸っぱい青春時代を思い出して、
また、今尚恋焦がれる青春時代の真っ只中にいるという方は、
今回紹介する3つの言葉の中で心動く言葉があれば幸いです。

それでは、恋愛の不思議な気持ちを言葉にする旅に参りましょう。

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