大畑カズキ

脳みそ直出し1番風呂

大畑カズキ

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最近の記事

走る子供達

セルフライナーノーツ。走る子供達です。遅くなった。ごめんね。 この曲は3月に思いついたみたいです。 大概曲の種は、僕にしかわからないような適当な語句でタイトルが付けられてますが、この曲は生まれた時から走る子供達だったんだねぇ。 これは時代、世代、というワードを意識しはじめて歌詞が産まれました。今回出したカセット「for neighbors and era」は愛すべき隣人と今僕が生きている時代に捧ぐ、という意味があり、この曲を収録するのにぴったりだなと思いました。 ふと、

    • imagine リリースに寄せて

      みなさんお元気ですか。ハリソン大畑です。 8月にリリースした「imagine/走る子供達」のセルフライナーノーツを例により書こうと思います。今回はimagineです。 今僕は夕方のショッピングモールの休憩所みたいなところでこれを書いています。 煩雑な買い物の為に赴いたのですが、腰を掛けたらいやに落ち着いてしまいました。 どんどんと、人が食品や生活の品を買って、エスカレーターを登っていきます。こういう体験って意外と落ち着くのでオススメです。 imagineは今僕が見ている

      • 2024これから夏

        備忘録として 一番嬉しい事。家の命たちがスクスク育って、元気な事。 嫌な事。休みを楽しめない事。 音楽に夢中で、出かけたり出来ない。 来月の録音。楽しみと不安5:5。 凄く良いものを産み出せた。 不安なのは産まれてきた人達に120パーセントの似合う装いを着せられるかどうか。 僕はもっと話さないと、こんなに考えてるんだから。 暮らしの中にありますように。

        • 貝殻を拾い集めるように ツアーを終えて

          ちょりーす。大畑カズキです。 アルバムセルフライナーノーツ最終弾 「貝殻を拾い集めるように」編です。 結局ツアー完走までに終われなかったので 折角だからツアーを終わっての感想なども併せて。 この曲は僕には珍しく、歌詞から産まれた曲でした。実家に帰る途中の電車で僕はお元気でしょうか?という誰かに手紙を書くような曲を作りたくなったのです。 この曲がアルバムの最後に産まれました。 僕は凄く煮詰まっていました。フルアルバムの大変さを痛感していた頃合いでした。 この曲の歌詞が出来

          おやすみ

          こんばんは、大畑カズキです。 ツアーして、働いて、ツアーして、働いて、たまにぼーっとしています。 アルバムセルフライナーノーツ第何弾なんでしょうかね。おやすみ編です。いやはや大名曲ですよこの曲は。 元々イントロのアルペジオだけ、僕の手癖から産まれて弾いていたのが始まりです。 僕が好きなもの。夏、海、リバーブ、コーラス、下降クリシェ、&you。全て入っております。 "行き交う人の影の濃さに 日差しの身勝手さを覚える" 抗いようの無い夏という季節の躍動を綴った一説です。夏

          海がしたい!

          おら!大畑カズキです。 アルバムセルフライナーノーツ第7弾 「海がしたい!」です。 ツアー初日までに全部やりたかったけど無理だった。ほんとすまん。でもやりきるから。 上京して4年が経つ。4年と聞くと凄い年月な気がする。たった4年という気もする。所感としては、あっという間だった。 前のバンドが終わり意気消沈もほどほどに音楽を続ける為に上京した。 僕が常にしたい事。それは海である。 東京で忙しくしていると急に衝動に駆られるのです。そんな海の街から出てきた僕なりの「上京ソン

          海がしたい!

          二人にしか踊れないワルツ

          やってますか?大畑カズキです。 アルバムセルフライナーノーツ第6弾 「二人にしか踊れないワルツ」でございます。 この曲は実はroman以前からあった曲なのだ。 そしてromanに入れるか入れないかの候補にも上がっていた。ライヴでもめっちゃ前にやっていた時期があった。そんな曲が満を持してリリースされました。 僕が音楽をする上で目標に掲げている一つが 夏がテーマのアニメ映画の主題歌をしたいというもので、まあこの曲は簡単に言えば俺なりのサマーウォーズなんです。ちなみに一番好きな

          二人にしか踊れないワルツ

          シオカラトンボの眼を見て

          こんにちは。長渕剛です。 フルアルバムセルフライナーノーツ第5弾「シオカラトンボの眼を見て」です。 この曲はするーっと産まれてくれた印象です。細やかなアレンジなどは結構皆考えていた印象だった。ポイントはサビでちょびっとテンポダウンするところ。そしてサビ4回し目のコード進行(きもちいん)。後Bメロのコード進行がレッチリのcan't stopのサビとおんなじでオモロい。 僕は小学校へ上がるタイミングで母方の実家に引っ越しました。 おじいちゃんとの最初の記憶は 「白いほうがシ

          シオカラトンボの眼を見て

          あんしん

          いや〜春近づいてますなぁ。 アルバムセルフライナーノーツ。第4弾。 「あんしん」です。 この曲はなんだか、僕のカッコ悪いところ、あんまり見せたく無いところが出ちゃっている曲です。でも真剣に考えている曲。 なんだか僕は楽観的で脇目も振り返らずスキップし続けるような人生でした。 反省、などしてませんし悪いとは思ってません。がもっと出来ることがあったとも思います。 でも改めて、大切な物を守りたいのです。大丈夫でありたい。と思う。 音楽が無かったら俺はどうなる。と思ったこと

          しなやかな直感で

          ヤーマン! 大畑カズキです。 フルアルバムセルフライナーノーツ第三弾「しなやかな直感で」編です。 この曲は実は原型が出来たのは一番古い曲になります。元々は遅くて静かでBメロがあってサビもまったく違う物でした。僕の持ち前の先延ばし癖で寝かしといたらいつの間にか時が経ちまくっていました。 では何故、改編され「しなやかな直感で」として産まれ直したのか、それは一本の映画がキッカケでした。 2022年に公開された岸井ゆきのさん主演の「ケイコ、目を澄ませて」という映画です。 以下

          しなやかな直感で

          ドリー

          フルアルバムセルフライナーノーツ第二弾「ドリー」編です。 この曲めっちゃ良いすよね。僕が好きなすなお像をアップデート出来た感じがします。ぴちぴちしてる。演奏するの難しいけど。とにかくぴちぴちしてる。 僕らは皆きっと、自由に憧れています。 でも自由の意味って余りにも多様化しすぎていて、難しいです。魚を飼ったりするとわかりますが(小さい頃おじいちゃんとタナゴ捕まえて飼ったりしてた)成長するごとに水槽を大きくしていかなくては行けません。 僕らが憧れている自由は、きっと果てしな

          華やぐ街で

          僕は一昨年の夏、新しい街へ引っ越した。 前住んでいた街は都心に近くて便利だったけど、田舎生まれの僕からするとせかせかしてて雲が厚いような、閉鎖的な感覚がした。好きな所もあったけれど。他にも要因があったが引っ越しを決意するまでの少しの期間、僕は元気がなかったと思う。 ほぼ毎日、一回、パリッと音がして、鏡にヒビが走っていくように、こころが疲れていっていた。 とてつもなく暑い夏だった。一生分くらいの汗をかいて、引っ越しをした。僕は決めたんだ。 引っ越す事を決めた。決めた! 決

          Pine treeリリースに寄せて

          「あれ、結構大きくね?」 同級生のひーくんがふざけて逆立ちをしている。 その後、信じられないほどの揺れが体育館を襲った。 校庭に避難して次々と親が迎えにきて減っていく友達を見て、不安は募るばかりだった。 僕は千葉の蓮沼という場所で育ちました。房総半島に位置し、海まで徒歩5分程度のところでした。2011年3月11日、東日本大震災により僕の家のほんの手前まで津波がきて、家は液状化現象により傾いてしまいました。避難から戻った時、家の目の前の道路に魚が落ちていたのを印象深く憶えてい

          Pine treeリリースに寄せて

          ヤマタマちゃんリリースに寄せて

          カズキは昆虫が好き。 ムシキング好き。だからkiroroが好き。 「生きてこそ」って歌詞が子供ながらに響いた記憶がある。まあアニメのムシキングは鬱すぎてトラウマもんだったけども。 https://sp.nicovideo.jp/watch/sm1930050 ヤマタマちゃんはヤマトタマムシちゃんの略です。大人になった今でもタマムシ見つけるとめちゃくちゃテンション上がります。わー!!って言います。 この曲はそんな楽しかったポイントをギュンギュン顕微鏡で拡大したような曲です

          ヤマタマちゃんリリースに寄せて

          せせら風リリースに寄せて

          2023.04.05シングルせせら風をリリースしました。 この曲は僕の昼寝してた時の寝ぼけたボイスメモから始まりました。 タイトルも意味不明のこれにサビのメロディーの鼻唄が録音されていました。 これをとった記憶などなくてこの録音の存在に気づくのはそれから半年くらい後になります。笑 気づいて最後まで作ろう!ってなってから多分30分くらいで出来たんじゃないかな。 バンドに持って行ってからの完成も割りかし早かった気がする。 なんとなくこの曲は木陰の湿った焦茶色の土の匂いが

          せせら風リリースに寄せて

          はためいていてリリースに寄せて

          すなお「はためいていて」リリースしました。 ジャケットも作りました。真ん中のマークは僕たち3人=鳥=星=花のイメージです。 仮タイトルは松本城でした。僕の中では少し挑戦的な曲でした。アレンジによってはすなおの世界観を曲げてしまいかねないという懸念と僕が至上命題としている命の始まりから終わりを表現するには必要なピースだとも強く思っていました。 考えに考えた結果(イントロだけ何パターンも打ち込みまくったりした)今の形に落ち着きました。適度な軽やかさ。 ある日僕の家のベラン

          はためいていてリリースに寄せて