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京都の野外彫刻 フィールドワーク 21

『伸びて行く』

1984年   杉村 尚

杉村尚(1922-2004)奈良県出身の彫刻家、京都教育大学名誉教授

 設置場所 :  京都アバンティー 西入口付近
 三人の子どもの群像です。男の子ふたりがシーソーに乗り,嬉しそうに手を挙げて正面を見ています。少女は対照的に静かに腰を掛けています。子どもたちの真ん中には鳩が羽を広げています。日常の子どもたちの遊んでいる動きの一瞬の動と静が巧みに表現されています。
 この作品の設置場所に近い京都駅構内新幹線改札内にも杉村氏の『こころのとも』(1979年)という作品があったようですが,現在は撤去されていてす。2020年1月に探索に出かけ,新幹線改札の駅員に尋ねたが,存在すら知られていなかった。当日は長く勤務されている駅員さんが居られず,JR東海サービス相談室を紹介された。現在所在不明です。(知っておられる方があれば御教え下さい)